カール・リヒター、カール・ベームの受難曲に
ヴンダーリヒが登場! ファン狂喜の発見!!
Profileレーベル名物の12枚組ボックスにヴンダーリヒ登場。それもドイツ・リートではなく大規模な宗教作品を中心とした内容のうえ、大半は一般流通していない珍しい音源を大盤振舞い。
フリッツ・ヴンダーリヒはドイツを代表するリリック・テノールでしたが、不慮の事故により36歳で夭折しました。それゆえ残された録音はあまり多くありませんが、ドイツ・リートなどは今日でもベスト盤のひとつに数えられる素晴らしさとなっています。
このボックスには2種の『ヨハネ受難曲』と『マタイ受難曲』が収められていますが、よく知られるDeccaのミュンヒンガー盤などではないうえ、2種とも違う役を歌っているのも注目。カール・リヒター指揮の両曲ではテノール独唱を務め、エヴァンゲリスト役は作曲家ブリテンの相方だったピーター・ピアーズの名唱を堪能できます。一方エーゲル指揮の『ヨハネ』とベーム指揮の『マタイ』ではエヴァンゲリスト役を務め、とてつもない存在感に圧倒されます。ことに『マタイ』のエヴァンゲリスト役は唯一の録音なのも貴重です。
リヒターとヴンダーリヒによる2大受難曲は世にも尊い宝ですが、ベームの『マタイ』が興味津々。今日の主流であるピリオド奏法とは別世界のドイツ精神を表す熱さで、非常に感動的。ウィーン少年合唱団の天上の響も絶品。わずか半世紀前の演奏とは思えぬ世界がかえって新鮮です。
これだけ収めて驚きの価格。基本的に限定生産ゆえ、お買い逃しなく!(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1-2 (66:55 / 70:58)
● J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245
ピーター・ピアーズ(エヴェンゲリスト/テノール)
ホルスト・ギュンター(イエス/バリトン)
フリーデリケ・ザイラー(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
キート・エンゲン(バス)
ミュンヘン・バッハ合唱団
アンスバッハ週間管弦楽団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)
録音:1957年7月31日、聖グンベルト教会(モノラル/ライヴ)
Disc3-4 (63:43 / 66:51)
● J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245
フリッツ・ヴンダーリヒ(エヴェンゲリスト/テノール)
ホルスト・ギュンター(イエス/バリトン)
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(テノール)
ハインツ・レーフス(バス)
フライブルク・バッハ合唱団
南西ドイツ放送管弦楽団
テオドル・エーゲル(指揮)
録音:1958年2月23日、フライブルク・シュタットハレ(モノラル/ライヴ)
Disc5-7 (64:32 / 68:58 / 67:26)
● J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
ピーター・ピアーズ(エヴェンゲリスト/テノール)
ホルスト・ギュンター(イエス/バリトン)
フリーデリケ・ザイラー(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
キート・エンゲン(バス)
ミュンヘン・バッハ合唱団
アンスバッハ週間管弦楽団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)
録音:1957年7月24日、聖グンベルト教会(モノラル/ライヴ)
Disc8-9 (73:56 / 79:54)
● J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
フリッツ・ヴンダーリヒ(エヴェンゲリスト/テノール)
オットー・ヴィーナー(イエス/バリトン)
ヴィルマ・リップ(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(アルト)
ヴァルター・ペリー、ヴォルフガング・シェレンベルガー(バス)
ペーター・ヴィムベルガー、ロベルト・シュプリンガー、オットー・ビンダー(バス)
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン少年合唱団
ウィーン交響楽団
カール・ベーム(指揮)
録音:1962年4月18,19日、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル/ライヴ)
Disc10-11 (63:28 / 69:26)
● ヘンデル:オラトリオ『メサイア』 HWV.56(ドイツ語)
ティラ・ブリーム(ソプラノ)
マルガレーテ・ベンス(アルト)
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
オットー・フォン・ロール(バス)
シュトゥットガルト・フィルハーモニー合唱団
南西ドイツ放送交響楽団
ハインツ・メンデ(指揮)
録音:1959年3月20日、シュトゥットガルト、リーダーハレ(モノラル/ライヴ)
Disc12 (66:37)
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
フランツィスカ・ヴァハマン(ソプラノ)
マルガレーテ・ベンス(アルト)
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
オットー・フォン・ロール(バス)
ハンス・グリシュカート合唱団
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
イサイ・ディーゼンハウス(指揮)
録音:1955年7月、シュトゥットガルト(モノラル/ライヴ)