SACD Import

Symphony No.9 : Manfred Honeck / Pittsburgh Symphony Orchestra (Hybrid)

Bruckner (1824-1896)

User Review :5.0
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
FR733SACD
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc,Import

Product Description


ホーネック&ピッツバーグ響によるブルックナー第9番

長年高音質レーベルとして高い評価を得ている「REFERENCE RECORDINGS」。そして「REFERENCE RECORDINGS」はもちろん「PENTATONE」「BIS」など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当している「sound mirror」社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。
 シリーズ第9弾は、ブルックナー最後の未完の交響曲第9番。ブルックナーは、第8番の第1稿が完成した1887年に第9番の作曲を開始します。しかし、第8番の大幅な改訂、さらに第3番、第1番の旧作の交響曲の改訂も行い、再び第9番に着手したのが1891年のこと。第3楽章まで完成させた1894年の終わりにはブルックナーの体力はかなり衰え、1896年10月11日に第4楽章を完成させることなく亡くなってしまいます。最後に完成させた第3楽章アダージョは、ブルックナーも自身が作曲した最も美しい緩徐楽章であると語っている通り、息をのむような美しさがあります。
 ホーネックは、ウィーン・フィルでヴィオラ奏者として様々な指揮者と共演していますが、このブルックナーの交響曲第9番をバーンスタインの指揮で演奏したときのことをこう振り返っています。「以前、バーンスタインのスピーチで、“我々芸術家は、経済・政治・名誉とどう関係しているのだろうか? 政治家たちの外交ゲーム、経済学者のつまらない口論、それらでは真実は明らかにならない。結局のところ、芸術家だけが、物事の神秘と真理を調和させることができ、人々の心に神の存在を示し続けることが出来るのだ。” と聞いたことがありました。このブルックナーの第9番を幸運にもバーンスタインのもとで演奏したときに、この言葉の意味が腑に落ちました。」
 解説書には、当シリーズの名物ともなっているホーネック自身による楽曲解説が掲載(欧文)。明晰な演奏同様、深い洞察力で楽曲を掘り下げています。そして解説書の最後には、ブルックナーの伝記の作者マックス・アウアーの言葉を引用し、次のように述べています「“このブルックナーの白鳥の歌である第9交響曲は、豊かに構築された冒頭から、大聖堂にさす光に囲まれているように感じます。これは現世の重荷と疲労から解放され死後の世界へと道にかれる気分です。” アウアーがこう述べるように感じられたなら、それは本当に素晴らしい旅立ちとなるでしょう。」
 ホーネックの緻密な解釈と音楽への深い理解、ピッツバーグ響と追求してきた音楽のすべてが詰まった演奏。そしてサウンド・ミラー・チームによるオーディオファイルとしても存分に楽しむことのできるアルバムです。(輸入元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB109(1896年未完/ノヴァーク版)


 第1楽章:荘重に〜とても静かに(25:04)
 第2楽章:スケルツォ. 軽く、快活に〜トリオ.急速に(10:20)
 第3楽章:アダージョ.とても遅く、荘重に(27:46)

 ピッツバーグ交響楽団
 マンフレート・ホーネック(指揮)

 録音時期:2018年2月23-25日
 録音場所:ピッツバーグ、ハインツ・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

 プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ(sound mirror)
 バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー(sound mirror)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
3
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
興味深い演奏を次々世に出してくれるホーネ...

投稿日:2021/10/15 (金)

興味深い演奏を次々世に出してくれるホーネック、ピッツバーグ響、渾身のブルックナー9番。本家オーストリア人ウィーンでの経験に裏打ちされた濃厚無比、アメリカの鍛えられたオケの音色、分厚味に感服。

Greenboy さん | 兵庫県 | 不明

1
★
★
★
★
★
アメリカ的な明るい金属感がある響きだが、...

投稿日:2021/03/04 (木)

アメリカ的な明るい金属感がある響きだが、充実した音響。4番の時よりも深みのある音も出し、欠点は無いといえる。スケールも大きい。音質もかなり良く、SACDとして所有する意味がある盤。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

2
★
★
★
★
★
超優秀録音盤。壮大なオーケストラ・サウン...

投稿日:2019/11/29 (金)

超優秀録音盤。壮大なオーケストラ・サウンドが目前に迫る。ハインツ・ホールの音響ももちろんいいのだろうが、客席ではこの音は聴けまい。これは指揮台で聴くサウンドだ。優秀録音で名高いリファレンス・レコーディングスでも抜群の出来だろう。ホーネックはいろいろ小細工をする指揮者であり、あまり好みではない。ここでも煩わしく感じる部分があるが、一方で第3楽章は極めて美しく、さらにクライマックスは破壊的。ピッツバーグ交響楽団も優秀であり、音質も考えると9番のトップクラスに挙げていいと思う。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

2

Symphonies Items Information

Recommend Items