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Symphony No.7 : Georges Pretre / Berlin Deutsches Symphony Orchestra (2006)

Bruckner (1824-1896)

User Review :4.0
(9)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SSS0102
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ブルックナー7番の快速名演!
プレートル&ベルリン・ドイツ響ライヴ!


こういう巨匠が今も存命でしかも次々と名演を聴かせてくれる事にこそ感謝したい…と好事家をして唸らせる巨匠の中の巨匠プレートル。ウィーン響との第8番でも過激な演奏を聴かせた巨匠ですが、この第7番も一筋縄ではいかない演奏です。第1楽章は17分台という猛スピードでスイスイ進みます。第2楽章もその推進力を継続しながらも豊麗豊穣な音響でクライマックスにおいて聴き手に驚きと深い感動をもたらします。第3楽章、第4楽章は並みの指揮者だとどう終わって良いのか分からないような演奏も散見されますが、前2楽章に劣らぬ充実でちゃんと話の結末をつけてくれます。最も聞かせ上手な演奏と言えましょう。ベルリン・ドイツ響も巨匠の個性的な棒にしっかり食らい付いていて好感が持てます。
 英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付き。(輸入元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB.107(ノヴァーク版)
[60:01]
 17:51 + 21:44 + 09:19 + 11:07

 ベルリン・ドイツ交響楽団
 ジョルジュ・プレートル(指揮)

 録音時期:2006年5月1日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

【ジョルジュ・プレートル】
プレートルとウィーン・フィルの関係は非常に長く、クナッパーツブッシュの代役として最初に定期公演を指揮したのが1963年のことと言いますからすでに46年になりますし、また、ウィーン・フィルの母体であるウィーン国立歌劇場には、カラヤンの招きで1962年にリヒャルト・シュトラウスの『カプリッチョ』でデビューしています。
 プレートルはオペラ指揮者、バレエ指揮者、コンサート指揮者として、どの分野でも優れた才能を発揮してきましたが、近年は主にコンサート指揮者として活躍中。
 クリュイタンスに指揮法を師事したプレートルの芸風は洗練されたものですが、細部表現へのこだわりやドラマティックなダイナミズムの追求にも見事なものがあり、若い頃にプーランクやマリア・カラスの信頼篤かったという話も十分に頷けます。
 しかし、そんな実力にも関わらず、レコーディングにはあまり恵まれていないようで、それに比例するかのように日本での人気も今ひとつでしたが、コンサート・ファンの間ではその人気には根強いものがあり、必ずといってよいほど深い満足感を得られる彼のコンサートは、ヨーロッパではすでに磐石の人気、最近では日本でも熱心な愛好家の数が増加しつつあるようです。

【プレートルの注目盤】
 その証左ともいえるのが、1992年のヴァルトビューネ・ライヴDVDでしょうか。ここではベルリン・フィルがいつになく張り切っており、聴衆の盛り上がりもすごいことになっています。
 2005年のフェニーチェ座でのニューイヤーDVDも立派な内容でした。オペラの序曲や間奏曲、そしてアリアまで含めたこのコンサートは華やかな雰囲気もあって実に楽しい仕上がりです。
 ドイツのヴァイトブリック・レーベルから発売された、一連の大曲シリーズも好評でした。1985年から1991年まで首席客演指揮者を務めたウィーン交響楽団とのマーラーの交響曲第5番交響曲第6番ベートーヴェンの交響曲第9番、そしてブルックナーの交響曲第8番という強力なアイテムばかりで、どれも大きな話題を呼んでいました。

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ズバリ言わせてもらうなら、この人にはブル...

投稿日:2021/03/04 (木)

ズバリ言わせてもらうなら、この人にはブルックナーは不向きです。出てすぐ買って持っていましたが、すぐ売ってしまいました。つまらない、デリカシーのない演奏でした。8番も同様で、売ってしまいました。しかし、なぜ皆さん、こんなに高い評価ができるのでしょうか?

mid-massa さん | 三重県 | 不明

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第一楽章が速く、多少の緩急がある。コーダ...

投稿日:2014/03/06 (木)

第一楽章が速く、多少の緩急がある。コーダが速いのは、アッチェレランドの指定を守ったからだろう。このタイプの演奏には、ブロムシュテッドとドレスデンの録音がある。スケール感は失われて、20世紀のブルックナー演奏様式から若干外れるが、この演奏の場合は、それで良いと思う。第二楽章と第三楽章は普通のテンポ。スケルツォのトリオは、速めだが、よく歌っている。最終楽章の快適なテンポで、もたれない。この曲の頂点を、第二楽章において、全体の設計を良く考えた末の演奏と思われる。録音は、ライブ録音とは思われないくらい良いし、オケの乱れも少ない。コーダの解決和音から数秒置いて拍手が始まるのも良い。

七海耀 さん | 埼玉県 | 不明

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安価だったときに買いました。お洒落で、ち...

投稿日:2013/06/25 (火)

安価だったときに買いました。お洒落で、ちょっと気障で、ウィットに富んだブルックナーなんて想像できるだろうか?(誤解を承知で言うと「プーランクみたいな」という形容。プレートルはプーランクの使徒的指揮者。)プレートルはいままでのブルックナー指揮者が試したことのない(そんな気すら無い)アプローチで料理している。(彼の芸風には、シェフとかスタイリストという言葉がすごく似合う。)シューリヒトのようだというレビューにあるように、決して重くゴツくならないように音作りをしているし、ゲネラルパウゼもトゥッティもほとんどタメずにスイスイ進む。と思えば、休息をとるかのようにゆったりと羽を伸ばしている箇所もある。そしてスケルツォのステップの足取りの軽いこと。確かに全体は颯爽としているがそれだけでなく、掴みどころのない楽想、とりとめのない楽想を実に洒脱に「着飾らせている」ので、普通のブルックナー観からすると軽々しいし、煩わしいことこの上ない。そういう点では前の方のご指摘通り、芸風としてはマーラーのほうがウケるだろう。個人的には最初は「ちょっと無茶だなあ」と思ったが、「こういうのもアリか、さすがにキャリアが長い人だし珍妙な説得力がある」と慣れてしまった。合わないと思ったら、しばらく距離を置いて、忘れた頃に聴くといいかも。値段はもとに戻ってるので、常道のブルックナーに飽きが来ちゃった人向け。

ダルマ人間 さん | 茨城県 | 不明

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