Brahms / Sibelius Review List

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  • シベリウスのヴァイオリン協奏曲は交響曲を思わせるく...

    Posted Date:2013/11/24

    シベリウスのヴァイオリン協奏曲は交響曲を思わせるくらいな重厚さ、緊密さにも拘わらず特にシベリウス自身「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」と意図した第1楽章からの異様なそしてヒステリックとも感じさせる雰囲気はある意味で女性的迫力に合っている事もこの協奏曲録音(但し改訂版)初期・・・1940年代に女性ヴァイオリニストが挑戦している証左でありましょう。本盤は1945年収録(CD,LP盤によったら同じ演奏ソースで1946年とも表記されている物もあります、どちらが正しいのかは不明です)のジネット・ヌヴー(当時26歳)のヴァイオリン独奏、ワルター・ジェスキント(同32歳)指揮PHO伴奏のシベリウスV協奏曲で演奏タイムは@15’54A8’10B8’02はデータ的には特徴はありませんが聴いての印象はVが結構押し/インパクト強く大変きつい感じで第1楽章冒頭から終始Vが歌い上げて行く凄みは彼女の若さでもあるのかもしれません。この楽章クライマックスに向けてVと伴奏との壮絶な絡み合いで昇華して行きます。録音は勿論古くモノラルなのですがそんな事は度外視しての大きな方向掴みの演奏はシベリウスが彼女がこの曲の普及に寄与したとコメントした所以でしょう。実にたっぷり感のある演奏です。第2楽章もVは緊張感の漲った進め方ではありますが決して繊細ではなく伴奏もゆったり重低音をベースに流れて行きます、そして最終楽章も前楽章に引き続いての重低音弦の間をVがやや粘り気味に縫って舞曲気味を経てフィナーレと隙を見せずにつないでます。伴奏担当のジェスキントはチェコ出身の指揮者ですがいわゆるスター指揮者ではないもののちゃんと仕事をしている印象を受けました。全体シベリウスの言う北欧的なテイストとは違和感がありますが訴える力は(北欧冷んやり感より熱っぽさ感に惹きこまれます)素敵で最高ランクかと思います。音楽は時間芸術というので演奏タイムも無視出来ないのですがこのような比較的初期の演奏記録・・・もう半世紀以上経っているのにその位置づけの重要性は時代を突き抜けるタイム芸術でもある事を再認識する次第です。ヌヴーが15歳の時にポーランドでのコンクールに優勝したのですがそのコンクールで二位だったあの大ヴァイオリニストであるオイストラフがこのシベリウスV協奏曲を何種類か収録して何れも名演扱いされてはいますが女流ヴァイオリニストのこの演奏は何か一線が隔されている位存在感のある本盤演奏であります。多分30歳で飛行機事故で亡くなっていることもセンチメンタルな要素になっている事も否定は出来ませんが・・・。次にヌヴーのブラームス協奏曲は評判高く私も聴きたいと思って一般に手に入り易い1948年イッセルシュテット指揮北ドイツ放送Oバックのライブもの(タイム@22’08A9’40B7’55)と1946年I.ドブロウエン指揮PHOバックのスタジオ録音のものと迷ったのですが(迷わず両方という程ではありませんでした)曲の組み合わせ、自分の他のライブラリー在庫やらで後者の演奏盤を別盤でHMV購入しました。ヌヴーには他に何れもライブ録音で1948年デゾルミエール指揮フランス国立放送Oバックのもの(タイム@22’25A9’18B8’11)、1949年ドラティ指揮ハーグ・レジデンスOバックのもの(タイム@22’32A9’21B8’19)があるようですが彼女が1949年航空機事故でピアニストの弟と共に亡くなった事が残された彼女の諸演奏記録価値を感傷も手伝って増していった様です。本盤のブラームスV協奏曲はセッション録音なので他のライブ録音分と比べると集中力・気迫の点では負けないけれどそれでも整ったという感じは拭えずライブの波乱万丈的要素は薄いのは仕方ない処でしょうか・・・さてその本盤1946年分はヌヴーが一番初めに録音したことになりヌヴー(当時27歳)、指揮者のドブロウエン(同55歳)・・・演奏タイムは@21’25A9’06B7’42となっており選択に迷った1948年イッセルシュテット指揮北ドイツ放送Oバック分よりやや性急、演奏自体はヌヴーの特色である集中力、気迫さはそれなりにあります。第1楽章オーケストラの前奏がありヴァイオリンがもう待てないと思うほどせっかちに入りパッセージを飛びぬける処などは本演奏独特であります。本演奏はスタジオ録音だけに逆に少し雰囲気的に高いテンション一本調子な処やバックの管楽器に頑張ってもらいたかったと感ずる部分もなきにしもあらずでした。しかしシベリウス、ブラームス両曲セットで最高ランクにしたいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

    一人のクラシックオールドファン .

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  • この二つの協奏曲同演奏カップリングCDは何種類かリリ...

    Posted Date:2013/11/23

    この二つの協奏曲同演奏カップリングCDは何種類かリリースされていて本盤とは別盤へ書き込んだレビューを転用させていただきます。シベリウスのヴァイオリン協奏曲は交響曲を思わせるくらいな重厚さ、緊密さにも拘わらず特にシベリウス自身「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」と意図した第1楽章からの異様なそしてヒステリックとも感じさせる雰囲気はある意味で女性的迫力に合っている事もこの協奏曲録音(但し改訂版)初期・・・1940年代に女性ヴァイオリニストが挑戦している証左でありましょう。本盤は1945年収録(CD,LP盤によったら同じ演奏ソースで1946年とも表記されている物もあります、どちらが正しいのかは不明です)のジネット・ヌヴー(当時26歳)のヴァイオリン独奏、ワルター・ジェスキント(同32歳)指揮PHO伴奏のシベリウスV協奏曲で演奏タイムは@15’54A8’10B8’02はデータ的には特徴はありませんが聴いての印象はVが結構押し/インパクト強く大変きつい感じで第1楽章冒頭から終始Vが歌い上げて行く凄みは彼女の若さでもあるのかもしれません。この楽章クライマックスに向けてVと伴奏との壮絶な絡み合いで昇華して行きます。録音は勿論古くモノラルなのですがそんな事は度外視しての大きな方向掴みの演奏はシベリウスが彼女がこの曲の普及に寄与したとコメントした所以でしょう。実にたっぷり感のある演奏です。第2楽章もVは緊張感の漲った進め方ではありますが決して繊細ではなく伴奏もゆったり重低音をベースに流れて行きます、そして最終楽章も前楽章に引き続いての重低音弦の間をVがやや粘り気味に縫って舞曲気味を経てフィナーレと隙を見せずにつないでます。伴奏担当のジェスキントはチェコ出身の指揮者ですがいわゆるスター指揮者ではないもののちゃんと仕事をしている印象を受けました。全体シベリウスの言う北欧的なテイストとは違和感がありますが訴える力は(北欧冷んやり感より熱っぽさ感に惹きこまれます)素敵で最高ランクかと思います。音楽は時間芸術というので演奏タイムも無視出来ないのですがこのような比較的初期の演奏記録・・・もう半世紀以上経っているのにその位置づけの重要性は時代を突き抜けるタイム芸術でもある事を再認識する次第です。ヌヴーが15歳の時にポーランドでのコンクールに優勝したのですがそのコンクールで二位だったあの大ヴァイオリニストであるオイストラフがこのシベリウスV協奏曲を何種類か収録して何れも名演扱いされてはいますが女流ヴァイオリニストのこの演奏は何か一線が隔されている位存在感のある本盤演奏であります。多分30歳で飛行機事故で亡くなっていることもセンチメンタルな要素になっている事も否定は出来ませんが・・・。次にヌヴーのブラームス協奏曲は評判高く私も聴きたいと思って一般に手に入り易い1948年イッセルシュテット指揮北ドイツ放送Oバックのライブもの(タイム@22’08A9’40B7’55)と1946年I.ドブロウエン指揮PHOバックのスタジオ録音のものと迷ったのですが(迷わず両方という程ではありませんでした)曲の組み合わせ、自分の他のライブラリー在庫やらで後者の演奏盤を別盤でHMV購入しました。ヌヴーには他に何れもライブ録音で1948年デゾルミエール指揮フランス国立放送Oバックのもの(タイム@22’25A9’18B8’11)、1949年ドラティ指揮ハーグ・レジデンスOバックのもの(タイム@22’32A9’21B8’19)があるようですが彼女が1949年航空機事故でピアニストの弟と共に亡くなった事が残された彼女の諸演奏記録価値を感傷も手伝って増していった様です。さてこの本盤1946年分はヌヴーが一番初めに録音したことになりヌヴー(当時27歳)、指揮者のドブロウエン(同55歳)によるブラームスV協奏曲・・・演奏タイムは@21’25A9’06B7’42となっており1948年イッセルシュテット指揮北ドイツ放送Oバック分よりやや性急な感じがし、演奏もヌヴーの特色である集中力、気迫さも充分であります。第1楽章オーケストラの前奏がありヴァイオリンがもう待てないと思うほどせっかちに入りパッセージを飛びぬける処などは本演奏独特であります。本演奏はスタジオ録音だけに逆に少し雰囲気的に高いテンション一本調子な処やバックの管楽器に頑張ってもらいたかったと感ずる部分もなきにしもあらずでした。しかし両曲セットで最高ランクにしたいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

    一人のクラシックオールドファン .

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  • ヌヴーのブラームス協奏曲は評判高く私も聴きたいと思...

    Posted Date:2010/01/14

    ヌヴーのブラームス協奏曲は評判高く私も聴きたいと思って一般に手に入り易い1948年イッセルシュテット指揮RHSOバックのライブものと本演奏1946年ドブロウエン指揮PHO(本盤シベリウスの方でもサポートしているこのオーケストラは当時設立後間もない頃であります・・・・今年2010年もうすぐ来日公演がありますね)バックのスタジオ録音のものと迷ったのですが(迷わず両方という程ではありませんでした)曲の組み合わせ、自分の他のライブラリー在庫やらで本演奏即ち後者の演奏盤をHMV購入しました。ヌヴーには他に何れもライブ録音で1948年デゾルミエール指揮FNOバックのもの、1949年ドラティ指揮HROバックのものがあるようですが彼女が1949年航空機事故でピアニストの弟と共に亡くなった事が残された彼女の諸演奏記録価値を感傷も手伝って増していった様です。さてこのブラームス、演奏タイムは@21’25A9’06B7’42となっており1948年イッセルシュテット指揮RHSOバックの@22’08A9’40B7’55よりやや性急な感じがし、演奏もヌヴーの特色である集中力、気迫さも充分であります。第1楽章オーケストラの前奏がありヴァイオリンがもう待てないと思うほどせっかちに入りパッセージを飛びぬける処などは本演奏独特であります。本演奏はスタジオ録音だけに逆に少し雰囲気的に高いテンション一本調子な処やバックの管楽器に頑張ってもらいたかったと感ずる部分もなきにしもあらずでした。もう一曲の1945年収録のシベリウスのヴァイオリン協奏曲(バックはジュスキント/PHO、演奏タイムは@15’48A8’09B7’58)は聴いておりませんのでOKランク以上確保と当面させて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

    一人のクラシックオールドファン .

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  • cdを持っていないのに星4つ。昔エテルナlpで聴い...

    Posted Date:2009/06/18

    cdを持っていないのに星4つ。昔エテルナlpで聴いたことがあり、長らくcdを探していたのです。lpで聴いた限りすばらしい演奏でした。明らかにケルテス盤や他の演奏を凌いでいます。ですから、今回hmvさんにcdを注文しましたが、cdではあのドイツのうっそうとした森の感じが出ていないか、心配です。

    robin .

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  • 情熱と研ぎ澄まされた技巧が印象的なヌヴー最高のカップ...

    Posted Date:2005/08/02

    情熱と研ぎ澄まされた技巧が印象的なヌヴー最高のカップリング。しばらく通勤はこれだな。

    fuka .

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  • 北欧の冷たく澄んだ空気を伝えるオイストラフとは対照...

    Posted Date:2002/10/31

    北欧の冷たく澄んだ空気を伝えるオイストラフとは対照的にヌヴ-はもっと熱いシベリウスをきかせてくれる。力強いボ-イングにはぎりぎりの命がかかっており、両端楽章のコ-ダの灼熱は最高だ。ジュスキントの指揮ぶりもいつになくもえあがっており、金管の咆哮や急激なアッチェレランドなどは異常なほど。ただし、ブラ-ムスはさすがにハンブルグ・ライブには及ばない。

    ジェレミ- .

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