SHM-CD

Symphony No.4 Carlos Kleiber & Vienna Philharmonic Orchestra

Brahms (1833-1897)

User Review :4.0
(7)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCS50088
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SHM-CD

Product Description

クラシック百貨店 第5回 交響曲編
ブラームス:交響曲第4番


【SHM-CD仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】
登場するだけで事件になった伝説的なカリスマ指揮者カルロス・クライバーが、ウィーン・フィルと残した貴重な遺産。当時49歳のクライバーは、躍動的なタクトで名門ウィーン・フィルからこの上なく芳醇な響きを引き出し、精妙・精緻で生命力に溢れた演奏を展開しています。ブラームスの演奏史に燦然と輝く不滅の名盤です。(メーカー資料より)

【収録情報】
● ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 録音:1980年3月 ウィーン(デジタル)

Track List   

  • 01. Symphony No.4 In E Minor. Op.98 1: Allegro Non Troppo
  • 02. Symphony No.4 In E Minor. Op.98 2: Andante Moderato
  • 03. Symphony No.4 In E Minor. Op.98 3: Allegro Giocoso-poco Meno Presto-tempo 1
  • 04. Symphony No.4 In E Minor. Op.98 4: Allegro Energico E Passionato-piu Allegro

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格好よくスマートで聴いた耳にはきれいなブ...

投稿日:2023/05/23 (火)

格好よくスマートで聴いた耳にはきれいなブラームスの4番。4番にどんな演奏を求めるかは人様々であろうが、私はこの演奏もちょっと敬遠。やはりどこか音楽離れしたスポーツ的で表面的な印象がぬぐえず、心を揺さぶるまでにはいかない(この人のベートーベンの4,6,7番等ほとんど同じ印象)。私にはまだチェリのほうがずっと良い。クラシック音楽に親しんで約60年、未だにワルターやフルトヴェングラー、シューリヒトの演奏が良いと思っている古い人間だからか。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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ブラ4でよくイメージされる、諦めとか渋み...

投稿日:2016/07/27 (水)

ブラ4でよくイメージされる、諦めとか渋みといった風情より、秘めた情熱や瑞々しい歌心が勝った演奏とでもいったらよいのかな。それにしてもデジタル最初期とはいえ、随分きつい録音だ。もう少しマイクを離して、ムジークフェラインザールの残響を取り込んでくれたらよかったのになあ。

johannes さん | 東京都 | 不明

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これはブラ4の演奏史に新たな1ページを付...

投稿日:2012/01/02 (月)

これはブラ4の演奏史に新たな1ページを付け加えた素晴らしい演奏であり、同時に聞く人を選ぶ演奏でもあります(分からない人はご愁傷様)。聞き手と共に泣いてくれるブラームスを求める人はこの演奏を受け入れられないし、理解できないでしょう。計算されつくした狡猾さや弱さ、ナルシスティックなまでの自己愛に溢れた音楽を、結婚もしないで一人でしこしこと書き続ける作曲家の姿を、もう一つの上の地点から眺め、その老獪な存在を憐れむ演奏と言ったらいいでしょうか。私はブラームスと言う作曲家を全く評価していませんが、このクライバーの棒によって、初めて「ブラームスも孤独な芸術家であったのだ」と思うことが出来ました。特に秀逸なのは第一楽章。ここでのクライバーの棒は神がかっています。ウィーンpoとは思えないほどの細身で厳しく苦い響きを主体として、絶妙なテンポの揺らぎを利用し、ブラームスという人間の小ささを描ききります。この楽章に、ブラームスが生きた人生のすべてがあると言ってもいいのではないでしょうか。第3楽章を、ただのノー天気な音楽にしてしまう指揮者が多いのは、この第1楽章でしっかりとした伏線を張れていないのです。クライバーらしい、これでもかというほどの明るい躍動感に満ちた第3楽章は、この上なくシニカルに響いてきます。これは初めからとても出来が良く演奏されたどり着いた、チャイコフスキーの「悲愴」のスケルツォを聴いたときと同じ「苦味」であるといえます。この二つの交響曲は、かなり似た構造を持っていると言えるでしょう。第4楽章は個性的に演奏しずらい曲ではありますが、やはりコーダで何の効果も狙わず、何の希望も持たせないままさっと切り上げるところなど、ブラームスの積み上げてきた音符と同様、彼の人生も何の意味もなかったんだなと感じさせ、それは私達の生きる命題と直結し、心を揺さぶられます。とにかく、これほどまでに音楽が追及され、個性的に演奏されたブラ4と言うのは他に例がなく、いわゆる「ブラームス演奏」のアンチテーゼとして、きっといつまでも孤独であり孤高であり続けるのでしょう。そうか、やはりこの曲にクライバーは自分を見出していたに違いありません。

くるとん さん | 岩手県 | 不明

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