Monteux / Bso Bbc So Rpo: Berlioz, Brahms, Chausson, Debussy, Franck, D'indy

ピエール・モントゥー 秘蔵音源集 1955年、1956年、1961年

英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、リチャード・イッター[1928-2014]。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた、貴重なコレクションからCD化するシリーズ第4弾。
　モントゥーが自国フランス音楽のスペシャリストというのは誰もが認めるところですが、ことブラームスへも深い愛情を注いでおり、公式の録音は残していない交響曲第3番のほか、初出となる2つの協奏曲が入っているのは嬉しいところです。フランクの『交響的変奏曲』は長い友人であるカサドシュとの共演で、今回初登場のライヴはモントゥーがこの作品を指揮した最も古い録音となります。ドビュッシー『映像』とショーソン：交響曲は、モントゥー唯一のライヴ音源。
　またボーナスとして、同じフランスの指揮者であるミュンシュが振ったハイドンの102番を収録しています。これは彼がこの作品を指揮した唯一残っている録音で極めて貴重なものであるうえ、演奏もアグレッシヴで素晴らしいものです。
　ソースは磁気テープや、イッター氏が編集後録音し直したアセテート盤から取られており、入念にリマスタリングされ、50年代のエアチェックとしては非常に良い状態の音となっています。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1
1. ドビュッシー：管弦楽のための『映像』
2. ショーソン：交響曲 Op.20

　BBC交響楽団
　ピエール・モントゥー（指揮）

　録音時期：1956年5月11日
　録音場所：ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール

Disc2
1. ブラームス：交響曲第3番ヘ長調 Op.90
2. フランク：交響的変奏曲

　ロベール・カサドシュ（ピアノ：2）
　ボストン交響楽団
　ピエール・モントゥー（指揮）

　録音時期：1956年8月29日
　録音場所：エディンバラ、アッシャー・ホール

3. ハイドン：交響曲第102番変ロ長調

　ボストン交響楽団
　シャルル・ミュンシュ（指揮）

　録音時期：1956年8月26日
　録音場所：エディンバラ、アッシャー・ホール

Disc3
1. ブラームス：二重協奏曲イ短調 Op.102
2. ブラームス：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77

　ジノ・フランチェスカッティ（ヴァイオリン）
　ピエール・フルニエ（チェロ：1）
　ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
　ピエール・モントゥー（指揮）

　録音時期：1955年4月28日（1）、26日（2）
　録音場所：ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール

Disc4
1. ダンディ：フランス山人の歌による交響曲
2. ベルリオーズ：劇的交響曲『ロメオとジュリエット』第3部

　ヴァレリー・トライオン（ピアノ：1）
　アンドレ・ヴェシエール（バス／ロレンス修道士：2）
　BBC合唱団、BBC合唱協会（2）
　BBC交響楽団（1）
　ロンドン交響楽団（2）
　ピエール・モントゥー（指揮）

　録音時期：1961年10月16日（1）、1961年5月22日（2）
　録音場所：ロンドン、BBCスタジオ（1）　ロイヤル・フェスティヴァル・ホール（2）

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　録音方式：モノラル（ライヴ）
　全て初出