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Symphonie Fantastique, Les Francs-Juges Overture : Francois-Xavier Roth / Les Siecls (2019)

Berlioz (1803-1869)

User Review :5.0
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
HMM902644
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ベルリオーズ・イヤー最大のリリース!
充実のロトとレ・シエクルがベルリオーズの『幻想』を10年ぶりに最新再録音!
成長ぶりとあまりの凄さに呆然!


ベルリオーズ生誕150周年最大話題盤の登場です! ロトと手兵レ・シエクル最新録音による『幻想交響曲』。彼らは10年前の2009年に同曲を録音していますが、その後の成熟と充実ぶりから、今ならさぞや凄いものになるはずと誰もが想像するでしょう。
 ベルリオーズの幻想交響曲は1830年、ベートーヴェンの交響曲第9番の初演からわずか6年の作ながら、ハープや鐘をはじめ、オフィクレイドやセルパンといった特殊管楽器も駆使し、オーケストレーションに革命をもたらしました。
 性能の向上した今日のオーケストラは、オフィクレイドやセルパンを他の管楽器で代用し、その他にもオリジナル同等の効果を再現できるように改変されています。しかしロトは発表された当時の形へ戻すことで、ベルリオーズの頭の中で鳴っていた音響と効果を忠実に再現しようと試みました。彼はパリ国立図書館所蔵の幻想交響曲自筆譜やスケッチなどを丹念に調べ、できる限りの復元を行ないました。
 レ・シエクルはもちろんピリオド楽器を用いています。2本のオフィクレイドは1837年製と1860年製、セルパンは19世紀ボドワンの複製を用いています。またハープは現在主流の2台ではなく4台、それも20世紀初頭のエラール製を指揮台の両脇で奏し、終楽章で活躍する鐘はスコアに指示された通りのものを2013年にベルリオーズ・フェスティバルで鋳造したので、それを借りています。
 もうひとつ嬉しいのが、珍しい初期作品の序曲『宗教裁判官』をとりあげていること。もちろんピリオド演奏は初めての録音ですが、すでに大オーケストラを用い、幻想交響曲の萌芽が見られ興味津々です。
 ロトの音楽作りはきわめて大きく、物凄いエネルギーが伝わってきます。解釈も演奏経験や研究から10年前とは比べものにならないほどの充実ぶり、もちろんヴィブラート控え目で、エレガントな歌い回しなどではベルリオーズがフランスの作曲家だったことを再認識させてくれます。2019年録音で、ベルリオーズならではの狂気じみた強奏も豊かに響く録音も極上。幻想交響曲の認識をくつがえす超注目盤の登場です!(輸入元情報)


【収録情報】
ベルリオーズ:
● 幻想交響曲 Op.14
● 序曲『宗教裁判官』 Op.3


 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

 録音時期:2019年7月16,17日
 録音場所:アルフォールヴィル
 録音方式:ステレオ(デジタル)


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1830年の初演という時代にしては画期的な楽...

投稿日:2022/01/07 (金)

1830年の初演という時代にしては画期的な楽器編成である。ジャケット写真によれば4台のハープをソロ楽器のようにオーケスストラの前面に据えて、第2楽章のハープの演奏を際立たせている。このような楽器の配置により第2楽章はこれまでにない効果的な演奏となり、ロト&シエルクの演奏はこれまでになかった魅力的な作品としている。作品全体は各楽器のソロ演奏を中心とし、第4楽章は特にティンパニーが支配する古典的な交響曲の域を脱した魅力的な作品として音楽の歴史にその名を留めている。ベートーベンやマーラー、ブルックナーの交響曲にはないフランス・ロマン派の金字塔である。第5楽章のヴァイオリンの弓ではなく弓の木の部分を弦にぶつける奏法は木に傷がつくと嫌がるオーケストラ奏者もおり、このような演奏法は他のオーケストラ作品では見た事はない。

ゲゲゲアサ さん | 神奈川県 | 不明

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ベルリーズ管弦楽の面白さが良く分かる演奏...

投稿日:2021/07/22 (木)

ベルリーズ管弦楽の面白さが良く分かる演奏。ロトはいつも期待を裏切らない。幻想交響曲の秘密に触れた思い。付属の序曲:宗教裁判官がまた面白い。ベルリーズ以外書けないような曲。

ruri さん | 東京都 | 不明

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 時代楽器による「幻想交響曲」はガーディ...

投稿日:2021/07/18 (日)

 時代楽器による「幻想交響曲」はガーディーナー指揮ORRよる演奏が最初で、そのCDを聞いて感動したことをまだ覚えているが、ロト&レ・シエクルの演奏はそれに勝るとも劣らない名演である。まず録音がとても良いので各楽器の音が生々しく細部まで明瞭に聞こえる。ロトの理知的なコントロールにレ・シクエルもしっかりと応じ、素晴らしい音響空間・世界を現出している。第1楽章を聞き始めると、次の楽章が自然と聞きたくなり、終楽章まで聞き通してしまった。なお、終楽章の終結の盛り上がってのオーケストラの全楽器の爆発的ユニゾンがこの曲の最後の聴き所で感動的であるが、現代楽器オーケストラと異なり、2つのコルネットの響きだけが混ざり溶け切らないが、これもベルリオーズの意図に沿っているのだろう。時代楽器による「幻想交響曲」のトップ名盤が誕生した。

まさやん さん | 新潟県 | 不明

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