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Well-tempered Clavier: Demus(P)

Bach (1685-1750)

User Review :3.0
(9)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
DEMUSICA79
Number of Discs
:
4
Label
:
Format
:
CD

Product Description

バッハ:平均律クラヴィア曲集全曲
イェルク・デムス(p) 

第1巻が2000年9月、第2巻が1999年9月のデジタル録音。84ページ美麗解説書(日・独・英)付きです。
 かつてこの平均律全曲演奏会を東京で催した折には、同じく来日中だったかのヴィルヘルム・ケンプから絶賛を受けたというほど、この作品を得意としているデムスですが、当盤ではピアノ、チェンバロ、オルガン、クラヴィコード、フォルテピアノと4種の楽器を使い分け、鍵盤楽器の歴史的な変遷に関する深い造詣を滲ませながら、作品に対して新たなアプローチを展開している点が最大の特徴と言えるでしょう。
 なお、以前に『平均律』演奏の研究ビデオもリリースしていたこともあるデムスらしく、自身による解説は、『平均率』演奏のレクチャーと言うべき詳細なもので、たいへん興味深い内容となっています。

【イェルク・デムス】
1928年ウイーンの近郊ザンクトペルテン生れ。1940年から46年にかけてウィーン国立アカデミーで学び、在学中(14歳)にウィーン楽友協会のコンサートでデビューするなど早熟ぶりを発揮、アカデミー卒業後の1947年にオーストリア音楽賞、ウィーン楽友協会名誉賞を受賞しました。
 1956年、ブゾーニ国際ピアノコンクールで第1位を獲得、ギーゼキング、イーヴ・ナットのもとで研鑚を重ね、20歳の頃から広くヨーロッパ楽壇の注目を集め、各国に招かれて大規模なリサイタルを開いて、世界的なピアニストとしての地位と名声を獲得、グルダ、バドゥラ=スコダととも「ウィーンの三羽烏」と称され、旺盛な活躍をみせました。
 1970年のベートーヴェン生誕200年の記念演奏会では、世界中のピアニストから選ばれて、ペートーヴェンの生家でリサイタルを行いました。
 1976年、東京で行われたバッハの平均律連続演奏会は、同じく来日中だったヴィルヘルム・ケンプが客席に現れ、その演奏を絶賛したと伝えられています。レコーディングも多く、ソリストとしてばかりでなく室内楽奏者としても卓越した技量を讃えられ、歌曲伴奏の分野でも、フィッシャー=ディースカウとの顔合わせで優れた録音をものしています。
 また、デムスは歴史的な鍵盤楽器の収集家としても知られ、それらの楽器を用いたレコーディングでも注目を集めています。

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Comprehensive Evaluation

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This recording reflects a long life spen...

投稿日:2009/02/04 (水)

This recording reflects a long life spent performing these works and researching performing styles and early keyboard instruments. Demus’ tone is unfailingly beautiful; every line ’sings’. His experience with early pianos seems to encourage a plasticity of touch rather similar to how Leonhardt seems to ’carve’ a motif out of sound and silence. Concentrated and compelling. One of the great 48s.

Mark さん | New York City | 不明

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先ず、全曲がスタインウェイC,1913という楽...

投稿日:2008/08/07 (木)

先ず、全曲がスタインウェイC,1913という楽器で弾かれている。そして、幾つかの作品は、他の楽器による演奏も収録されている。その点、HMVのレビューは誤解が生じそうで残念だ。 扨、私は正直に言うと、デムス先生の弾くピアノが必ずしも好きではない。それは、録音でも実演でも。但し、シューマンだけはやはり素晴らしいと思う。他の作曲家では我が侭に聴こえてしまう独特のピアニズムが、シューマンでは水を得た魚となり、まるで作曲家その人の演奏を聴いているかの錯覚にさえ陥るからだ。 では、この平均律は? これはこれで素晴らしいのではないだろうか。大バッハを敬愛したシューマンがピアノの前に座ったら或いはこんな演奏になったかも知れない。そして、そういう個性をバッハの音楽は難なく受け入れるだけの器を持っている。もしリヒテルやらアファナシエフの平均律を許容出来る方ならば、デムスの平均律もそれ程異端には聴こえまい。 デムスは、かつてケンプに平均律の演奏を絶賛されたというが、バッハ(そしてシューマン)に限っては、その頃の輝きを未だ保っている様だ。 繰り返すが、私はデムスを好かない。しかし、この平均律は、素晴らしい!!

小鳥遊 司 さん | 東京都三鷹市 | 不明

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ヤバい

投稿日:2007/09/01 (土)

ヤバい

バッハ さん | 不明

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