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Violin Concertos, Orchestral Suite No.2, etc : Isabelle Faust(Vn)Akademie fur Alte Musik Berlin (2CD)

Bach (1685-1750)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
HMM902335
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ファウスト&ベルリン古楽アカデミー
圧巻のアンサンブルによるバッハのヴァイオリン協奏曲+α!
管弦楽組曲第2番をヴァイオリンで魅せる。ファウストのなんとも華麗なバディヌリ!


イザベル・ファウストとベルリン古楽アカデミーによるバッハの登場です! ヴァイオリン協奏曲のほか、オルガンのトリオ・ソナタをヴァイオリンと通奏低音で演奏、さらに管弦楽組曲第2番のフルート・ソロ部分をヴァイオリンで演奏するなど、興味津津のプログラム。ファウストのソロは彼女の魅力そのものの音色、しなやか、そして完璧な技巧。「ファウストのバッハ」というだけでもうれしいのに、ベルリン古楽アカデミーとの共演というのもまた注目。現在コンサートマスターを務めるベルンハルト・フォルクや、アクサンからも多数名盤をリリースしているオーボエのクセニア・レフラーなど、共演するソリスト(ベルリン古楽アカデミーのメンバーでもある)たちとの豪華共演も聴きものです。

【ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV.1052R】
現在チェンバロ協奏曲(BWV.1052)として伝わっているものは、消失したヴァイオリン協奏曲のチェンバロ版編曲。ここではヴァイオリン独奏版で演奏しています。

【カンタータ第174番『われいと高き者を心を尽して愛しまつる』 BWV.174よりシンフォニア】
もともとはブランデンブルク協奏曲第3番(1721年完成)の第1楽章で、ホルン2本とオーボエ3本を加えたより大きな編成をとっています。

【ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV.1042】
バッハがケーテンの宮廷楽長を務めていた時期(1718〜23)に書かれたとされるもので、晴れやかで力強い上昇音型で、独奏ヴァイオリンの活躍も印象的な人気作品です。

【カンタータ第21番『わがうちに憂いは満ちぬ』 BWV.21よりシンフォニア】
カンタータ第21番は嘆きを歌う第1部と救いの喜びを歌う第2部から成る大作。第1部冒頭のシンフォニアは、ヴァイオリンが描く「憂い」の表情に打たれる名曲です。

【トリオ・ソナタ ハ長調 BWV.529】
オルガン作品として現在伝わっていますが、もとは室内楽トリオだと考えられるもの。ここでは2つのヴァイオリンと通奏低音という編成で演奏しています。ヴァイオリン2本が奏でるヴィルトゥオーゾ的な音型が、広い音域のハーモニーの上で奏でられます。

【オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲ハ短調 BWV.1060R】
現在「2台のチェンバロのための協奏曲 BWV.1060」として伝わるものは、消失した協奏曲の編曲で、原曲はここでも演奏されているオーボエとヴァイオリンが独奏を務める協奏曲とみなされています。

【管弦楽組曲第2番 BWV.1067】
フルート、弦楽合奏、通奏低音という編成で現在伝わっていますが、もともとは独奏ヴァイオリンのための協奏曲で、調性も全音低いイ短調で構想されていたと考えられ、ここではそのヴァージョンで演奏しています。

【トリオ・ソナタ BWV.527】
オルガン作品として現在伝わっていますが、もともとは室内楽トリオのための作品だったと考えられています。ここではオーボエ、ヴァイオリンと通奏低音で演奏。第2楽章の美しさにはノックアウトです。

【ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV.1056R】
チェンバロ協奏曲ヘ短調 BWV 1056 の初期稿にあたるもの。

【カンタータ第182番『天の王よ、汝を迎えまつらん』 BWV.182より第1曲:ソナタ】
独奏ヴァイオリンとリコーダーの奏する付点リズムが、ロバに乗って入場する「天の王」の歩みを描きます。

【ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV.1041】
その大半をバッハが作成したパート譜で伝えられている作品。冒頭の2音モティーフも印象的な名曲です。

【シンフォニア BWV.1045】
失われた教会カンタータの導入楽章として伝えられる作品で、独奏ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音のための協奏曲が原曲だったと思われます。149小節までしか残されていませんが、短いカデンツァを挿入し冒頭のリトルネッロの主題を演奏して締めくくられます。

【2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043】
言わずと知れた2つのヴァイオリンのための協奏曲。2つのヴァイオリンがたがいに拮抗する立場で作品が進みますが、ファウストとベルンハルト・フォルクの丁々発止のやりとりも聴きものです。(写真c Felix Broede)(輸入元情報)


【収録情報】
Disc1

J.S.バッハ:
● ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV.1052R
● カンタータ第174番『われいと高き者を心を尽して愛しまつる』 BWV.174よりシンフォニア(hrn2, ob2, オーボエ・ダ・カッチャ, vn3, vla3, vc3, 通奏低音)
● ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV.1042
● カンタータ第21番『わがうちに憂いは満ちぬ』 BWV.21よりシンフォニア(ob, 弦, 通奏低音)
● トリオ・ソナタ ハ長調 BWV.529(vn2と通奏低音)
● オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲ハ短調 BWV.1060R

Disc2
● 管弦楽組曲第2番 BWV.1067〜ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音の編成による(イ短調で演奏)
● トリオ・ソナタ ニ短調 BWV.527(ob, vn, 通奏低音)
● ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV.1056R
● カンタータ第182番『天の王よ、汝を迎えまつらん』 BWV.182より第1曲:ソナタ(rec, vn, 弦と通奏低音)
● ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV.1041
● シンフォニア BWV.1045(vn;trp3, tim, ob2, 弦、通低)
● 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ヤコブ・シュタイナー)
 ベルンハルト・フォルク(ヴァイオリン/制作者不明、1725年)
 クセニア・レフラー(オーボエ、リコーダー)
 ヤン・フライハイト(チェロ)
 ラファエル・アルパーマン(チェンバロ)
 ベルリン古楽アカデミー(コンサートマスター:ベルンハルト・フォルク)

 録音時期:2017年12月、2018年9月
 録音場所:テルデックス・スタジオ・ベルリン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Customer Reviews

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入魂のバッハ というと勘違いされそうだな...

投稿日:2021/02/09 (火)

入魂のバッハ というと勘違いされそうだな、ほとばしる弦、瑞々しいほど現代に蘇るバッハとでも言おうかな。一音一音に、ハートがはいっているのです。実は、16bit、44.1k Hz版を持っていたのですがあまりにポピュラーなバッハ曲目なので車で流して聴いていて気づかなかった。たまたま、オーディオシステムを入れ替えて、FLAC形式24bit、192k Hzに変換して聴き直したところ、録音も良い。やや左に位置するファウストのVnだけが琥珀色に輝いて聴こえるのは、ぼくだけでしょうか? 時に、メンバーの合奏に埋もれ一体となり、時に、ハッキリと存在感を示し浮かび上がる。ギドン・クレメールのVnも魂が入っていて素晴らしいが、言葉は正しくないかもしれないが、バッハのような「絶対音楽」(ロマン派のような何かに例えた感情に流されない音楽の意味)で、これほど音のもつ感動を与えられたことはまれだ。南ドイツ、ネッカー河沿いのバイエルンの熱い血だろうか。バッハで涙したのは、30年ほど前に初めてマタイの序章を耳にした時以来だ。この感動の仕方の意味が違うことは、お分かりでしょう。また、ソリストも素晴らしい。バロックオーボエの、クセニエ・レフラーもすごい。ECMに、ホリガーの名演があるが、やはりバロックオーボエがいい。ところで、ファウストの例の無伴奏とあまりにもこの録音の表情が異なることは、彼女の無伴奏についてのコメント「私はいつも疑問に思っている。バッハは本当に公共の場で演奏されることを意図していたのだろうか?私は疑問に思っている」という言葉が、キーワードではないだろうか。 この録音では、ぜひSACD版をお勧めする。

なまくろ さん | 長野県 | 不明

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   ファウストのソロによるヴァイオリン...

投稿日:2020/04/30 (木)

   ファウストのソロによるヴァイオリン協奏曲がメインのはずだが数回聴き終えてみると不思議なことに「ファウストのソロ」という印象が少なかった。ソロ対オケの図式はなく、オケの一員であるかのような音楽作りが印象的。もっとも曲目がシンフォニアやトリオ、管弦組曲など取り混ぜてあるので余計にそう感じるのかもしれない。2枚にわたる盛りだくさんの内容だが、聴いてみるとあっという間。曲のスタイルが多彩で飽きることもないし申し分ない構成。    もちろん、そうは言ってもファウストのうまさは際立っている。ベルリン古楽アカデミーとバッハの音楽で遊んでいるかのような自由さが際立っている。ヤーコプス指揮のロ短調ミサ曲を聴いた印象か、ベルリン古楽アカデミーには少し重心が下にある落ち着いた古風な古楽器オケと思っていたが軽さときびきびとした技術と歌心を持った楽団であることも認識できた。名手揃いの楽団だからこそファウストも一緒に音楽することに専心できるのだろうか。    それにしてもファウストのさらさらっとした、しなやかなうまさときたら…。 素人の私が聴いても「うますぎっ!」と思ってしまうのだから、私より耳の肥えた人が聴くとどんな感想が出るのだろう。これから出てくるであろうレビューが楽しみだ。そのレビューを書いてもらうためにもこのディスクをお勧めしたい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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