メモリーズオブユーのなんと美しいことか。ジャズとはこんな俗曲でも深く、文学的に料理してしまう。ドナリーはジャズの楽しさ、スリルで満ち満ちている。聞き終わった後、充実感と感動が随所に感じられるアルバムだと思いました。ジャズを知らない人でもきっと何度も針を落としたくなると思います。

すばらしいアドリブです。 このドラマチックな展開は聞けば聞くほど病みつきになりそうです。特にウンポコロコと2曲目のファンクがかっこいい！

実は僕の高校時代の同級生が、本作の主人公である白崎彩子嬢の親戚であった事がきっかけで、このＣＤにめぐり会えた。一聴して吃驚。近頃流行りの軟弱な（失礼！）スムース・ジャズ・ブームに喝を入れるに違いない正統派ピアノ・トリオ・アルバム。とは言え、流麗且つ繊細でトリッキー、時には激しく壮大な彼女のプレイは、ジャズなどというカテゴリーを既に超越してしまっているのだ。是非ライヴを観てみたいと思わせるミュージシャンの一人。

驚愕！感動しました。かつて日本のピアニストでこれほど創造的かつ、芸術的な表現が出来るピアニストがいたでしょうか。ソロは真剣勝負、ソウルに満ちたスイング感、そして実にすごいことをさらりとやっている。聞く度に新たな発見があります。バラードはうっとりするような、女性ピアニストならではの繊細さ。久しぶりに、ジャズの本質である「感動、スリル、驚き、癒し」を体験しました。