Books

青空のむこう

A.シアラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784763002112
ISBN 10 : 4763002112
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ぼくはまだ決めかねてた。アーサーはぼくに背中をむけて歩きだした。そのとたん、エギーやママやパパや友だち、ぼくが知ってる人たちの顔が次々に浮かんで、どうしてももう一度会いたくなった。みんながいなきゃ生きていけない。死んでることだってできない。すぐにぼくは決心した。アーサーの後を追いながら呼びかけた。「待って、アーサー。ぼくも行く」アーサーは立ち止まってぼくを待った。それからふたりで駆けだした。“生者の国”を目指して―。

【著者紹介】
アレックス シアラー : 大人向け、子ども向けの小説を多数発表しているイギリスの作家。作家活動のほかに、30以上もの仕事を経験し、テレビ、映画、舞台、ラジオ劇の脚本も執筆している。趣味はギター演奏。イギリスのサマセット州に家族と在住。二児の父

金原瑞人 : 法政大学教授。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • はっせー

    感動した! 最初の章を読んでみて、森絵都さんの『カラフル』のような世界観なのかなと思った。だが、それとは全く違うものであった。カラフルの世界では亡くなった主人公が生きている人の世界である程度影響を与えることができる。だが、この青空のむこうは主人公が幽霊となってしまっているため生きている人たちに全く影響を与えられずにもどかしいものであったのである。そんな主人公をみて怖がらず何事にもチャレンジしないといけないと改めて思った!

  • うりぼう

    小夏の読書感想文のために頼まれて買った本。彼女は、なんとか宿題は終えたようだ。30年ほど前に今は亡き桂枝雀さんが、死んだら命の塊に戻って、また、生まれる時を待つんだと新作落語をした。飯田史彦氏は、「生きがいの創造」で生まれ替わりを説き、浅田次郎氏は、「椿山課長の7日間」で浮世での心残りを描く。シックスセンスは、心残りの死者が見える少年の物語。魂魄この世に留まりて、エギーに一言伝えけむ。家族と友達の落差が、現実。その家族を捨てて、自殺する3万人以上の気持ちやいかに。ジェリーの作文もハリーの思いも両方真実。

  • ヴェルナーの日記

    児童小説というジャンルにおいて、「死」というテーマを扱った意欲的な作品である。「死」という問題を、子供たちが、どのように捉えているのか、また、どのように感じるのかを、暗い印象を与えず、しかも「死」を賛美することなく作り上げた物語は作者の苦心が感じられる。物語の内容もすばらしく、読み聞かせとしては、一押しする俊逸な作品といえよう。

  • 二代目 びあだいまおう

    突然交通事故で死んだ幼い子供の後悔記。期せずして心ない言葉を発しそれが最後の別れの言葉になってしまった。思いもしなかった最後、突然の死。幼いながらも自分の死を受け入れてて、でも現世をのぞくと後悔ややり直したいことやゴメンねが次々と溢れる‼️生きたい!もう一度生きたい‼️エギーお姉ちゃん、あれは本心じゃなかったんだよ、愛してるよ‼️そう、生きていたら何でもやり直せるんだ、ほんの少しの勇気があれば❗映画『ゴースト』を思い出しました‼️大切にしよう、あなたの大切な人、そしてあなたの命を‼️🙇

  • 雪うさぎ

    やり残したこと。それは思いを伝えること。ちょっと言い過ぎたと謝ること。少年の願いはたったそれだけ。その余りにもささやかな願いに、胸が締めつけられる。死んでしまった少年のことなんか、みんな忘れてしまったかに見えたが、大切な人の心の中にはちゃんと残っていた。思いを遂げた少年が、再び旅立つとき、私は別れが辛くて泣きそうになった。だが、涙は似合わない。ユーモアを交えて語ってくれた少年の思い出には、笑顔が似合う。どこまでも澄み渡った青空のような物語。切なくて爽やかな風がすーっと私の心を通り抜けていった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items