地球に生きるものたち

クリストファー・キャニオンの描くイラストの繊細さ、色彩の瑞々しさを見ただけで、少年時代どれほど自然に親しんでいたかわかる。宇宙の中の星・地球から身近な自然へ。そこに住むものたちの会話が聞こえる。

【著者紹介】
Ｊ・パトリック・ルイス : アメリカ、オハイオ州在住。オハイオ州立大学大学院博士課程修了、経済学でＰｈ．Ｄ．を取得。１９７２年よりアメリカ・ソ連間の初の交換教授として、１０数回にわたりモスクワに滞在。大学で教鞭をとるかたわら、ニューヨークタイムズ、シカゴトリビューン等に解説記事の執筆活動を続けた。そうしたキャリアの一方、全米で最も優れた詩人・絵本作家としても活躍。俳句を全米の子どもたちに広めたことでも知られている

クリストファー・キャニオン : アメリカ、オハイオ州在住。幼い頃からほとんどの時間を絵を描くこと、ギターを弾くこと、森や谷を歩くことに費した。彼の鋭い観察力と力強いタッチは、第１作目の絵本である“Ｔｈｅ　Ｔｒｅｅ　ｉｎ　ｔｈｅ　Ａｎｃｉｅｎｔ　Ｆｏｒｅｓｔ”でアメリカで最も優れたイラストレータに贈られるベンジャミン・フランクリン賞（１９９６年）に結びついた。さらに、グランドキャニオンの四季の美しさを描いた“Ｇｒａｎｄ　Ｃａｎｙｏｎ”の原画は、アリゾナ州立博物館に展示されている

橋本和 : 松香フォニックス研究所副所長。日本児童英語教育学会理事。ホールランゲージ学会会員。東京都在住。児童英語指導者として２１年のキャリアを持つ。１９８９年より、国際交流プログラムの文化大使としてアメリカ、オハイオ州の小学校に派遣され、日本文化と日本語の紹介につとめる一方、アメリカでの絵本指導の研究を深める。１９９２年から現在まで英語絵本を用いた児童英語指導法の講座を開設、絵本の人気を高める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）