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公共哲学入門 自由と複数性のある社会のために Nhkブックス

齋藤純一 (政治学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140912782
ISBN 10 : 4140912782
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「支配と抑圧を免れた生」を保障する。余裕が失われ、「自分ファースト」が浸透していく時代に「公共的なもの」について考えることの意味は何か?本書は、皆が自らの価値をそれぞれ追求する「自由」と、そこから必然的に生じる「複数性」を最重要視し、これからを保障する制度や規範をめぐって交わされてきた真摯な議論の積み重ねとして、公共哲学の全体像を描く。カントから始め、リベラリズム前後の議論を明快に整理してフェミニズムや社会保障など現代のテーマも取り上げる。基礎知識から最前線までを一冊で学べる、理想的な教科書。

目次 : 公共哲学は何を問うのか/ 公共哲学の歴史1/ 公共哲学の歴史2/ 功利主義の公共哲学/ リベラリズムの公共哲学/ リバタリアニズムの公共哲学/ ケイパビリティ・アプローチの公共哲学/ 平等論と公共哲学/ 社会保障の公共哲学/ デモクラシーの公共哲学1/ デモクラシーの公共哲学2/ フェミニズムの公共哲学/ 国際社会における公共哲学

【著者紹介】
齋藤純一 : 1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学政治経済学術院教授。専門は政治理論

谷沢正嗣 : 1967年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学政治経済学術院准教授。専門はロールズ、現代政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • バーニング

    自分が早稲田の学部生だったころは本書を半分担当している谷澤先生の「現代政治理論」の講義で初めて政治理論や公共哲学という分野に触れることができたが、今の学部生は必修科目なので早くから触れることができるというのはちょっとだけ羨ましいなと思った。内容的には入門的かつ網羅的であり、同時にロールズとセン、ハーバーマスに依拠する部分が大きい。そこはいかにも齋藤・谷澤らしさが出たテキストだと思われる。

  • QQ

    早稲田大学の看板学部である、政治経済学部の共通授業の教科書として編まれた書籍。教科書だけあって非常に網羅的に書かれておりこの一冊を読めば基本的な公共哲学を押さえることができるだろう。何回も読んで知識を頭に入れたい。

  • takao

    ふむ

  • _udoppi_

    10年前勉強していたころと比較して、リベラル・コミュニタリアン論争が消えていることに時代の移り変わりを感じた

  • marukuso

    教科書として書かれたようで、ベンサム・ミルの功利主義、ロールズの正義論、センのケイパビリティアプローチ、ジェンダー、ケア論などなどオーソドックスに思想史を辿れる。世界は複雑だし、画一的な価値観ではまとめきれない。社会をどう気づくかはまず各人自身がどういった価値観であるのかを認識する必要があると思う。そこから本書で紹介されている各思想家たちの論に共感できるか、また批判できるかが大事な気がした。

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