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グリーンデイズ

高田由紀子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784580826205
ISBN 10 : 4580826205
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
酒井以 ,  

Content Description

佐渡島で生まれ育った芽衣は、同い年の親戚の新が住む東京に憧れをもつ女の子。東京旅行で新に案内された「聖央大学」に魅了され、芽衣の生活は大きく変わった。緑ゆたかな佐渡島で、夢みる未来に向かって歩みだす二人の物語。

【著者紹介】
高田由紀子 : 新潟県佐渡市出身。『まんぷく寺でまってます』(ポプラ社)でデビュー。佐渡島ののびやかな自然のなかで葛藤し、成長する子どもの姿を描く作品が多く、本作もそのうちの一つ。「季節風」同人。「サークル・拓」同人。日本児童文学者協会会員

酒井以 : イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    児童書。高学年向き。中学受験、勉強意欲について▽佐渡島にで生まれ育った芽衣(めい)は東京に住む親せきを尋ねて、東京の大学に憧れた。同じ年の新(あらた)が中学受験をするときいて自分も勉強を頑張りたいと思う。けれど新は中学受験をやめ、母親と一緒に佐渡島へ移り住んできた。芽衣は佐渡島の生き物を紹介する代わりに新に勉強を教わる▽地方で勉強したいと思っても「女は勉強せんでいい」「東京の大学なんてお金がかかる」と言われるのはある。子ども達には希望を持ってもらいたい。良本。2024.5刊

  • モモ

    佐渡島で暮らす芽衣は、東京で親戚の新が目指す名門・聖央大学にあこがれを持つ。自分も聖央大学に入学できるよう、がんばろうとした矢先、新が中学受験を辞め、佐渡島に移住してくる…。佐渡島が舞台で、出てくる人たちも良い人ばかり。芽衣のクラスメイトもみんな良い子だ。それも、東京で中学受験で苦しんだ新を優しく包み込んでくれる場所だからなのだろう。佐渡島の美しさが心に残った一冊でした。

  • けえこ

    初読の作家さん。 地区センター児童書コーナー本。 登場人物たちは6年生だけど、ちょっと幼い印象受けた。実際手に取るのは4年生くらいかな。

  • 雪丸 風人

    新鮮な驚きのある作品ですね。うちの子にも見習って欲しいわ〜。主人公は佐渡島に住む小学6年生。東京で見た名門大学に憧れた彼女が、カネなし、塾なし、学力なしというないないづくしの逆風のなかで、それでも夢に向かおうと奮闘していきます。子たちそれぞれが魅力たっぷりなのですが、特にどこにいても学ぶことはできると行動をもって示す少年の潔さと優しさがよかったですね。主人公が友人トラブルの際、自分自身に至らない点はなかったかと自らに問いかける部分も刺さりましたよ。こういう姿勢はやはり大事。(対象年齢は10歳半以上かな?)

  • yumicomachi

    主な舞台は新潟県の佐渡島。佐渡で生まれ育った芽衣と、遠い親戚で東京育ちの新は小学校六年生だ。芽衣は五年生のときの新の一言から東京の名門大学へ憧れ、勉強を頑張りはじめる。しかし、そのことは友達や家族など周囲の人間関係に波紋を呼ぶ……。居住地域や家庭の経済状況により学びの機会に偏りがある現実を示しながらも、佐渡の豊かな風土を魅力的に描き出す。地方に暮らす子どもを励まし、大人には考えさせる内容だ。個人の努力で乗り越えられる壁ばかりではないだろうが、希望を持って前向きに進む芽衣たちがまぶしい。2024年5月発行。

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