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被差別部落一千年史

高橋貞樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003319116
ISBN 10 : 4003319117
Format
Books
Publisher
Release Date
December/1992
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 扉のこちら側

    初読。2014年251冊め。19歳でこれほど内容の濃いもの(しかも発禁処分にされるほど不都合な真実をついている)を著せるとは。昭和60年代生まれの私が小学校低学年までは、学校でも部落という言葉が日常で使われていた。町民運動会での部落対抗リレーとか、台風の日の部落集団下校とか。東北の田舎ではそれは差別的意味合いはなく、地区と同義語だったのだが、小学校3、4年頃に使用禁止になったのを覚えている。あの頃はまだ日本史の勉強をする前だったな。

  • 井上裕紀男

    非業の死を遂げた高橋氏渾身の書、日本に流れ続ける差別を知るためには正に必須の通史。 一揆を起こす力も無いほどの困窮ぶりと、社会からはじき出された人々も部落に流れて人口増を止められない様相に絶句。徳川幕府の対応もひどいが、明治維新後の和歌山藩が出した取締令をはじめ、各地の自治体から発せられる話も救いが無い。人々から金銭を搾取する寺もあり、数多の宗教がこの世にはあるのだろうが、何の救いにもなっていない。 人を救えるのは人しかないから、王室はもちろん世の中から身分階級などさっさと一掃してしまえば良い。

  • 金吾

    著者の滾る思いが文章になっています。「奴隷を祖先とし、元来尊敬すべき祖先を有たぬものに、敬神崇祖心のありようがないではないか」の言葉に魂の叫びを感じました。

  • 1.3manen

    1924年初出。歴史は解放の過程である(20頁)。名言。19歳で博士号に相当する程の本書を書いて、30歳で亡くなったという凝縮された人生を想像した。社会の革命的変化は、生産力の変化と階級闘争(31頁)。むら は むれ が語源(67頁)。東京村は正しい名称に思える。特殊部落の制度は牢獄の制度である(174頁)。社会の陋習とのこと。自由への渇望、人権の保障が著者から発せられる。内に抱く無限の不平と無量の怨恨とは、折に触れて爆発(176頁)。昔の若者は外に向けたが、今の若者は内こもり。米国ゲート村で差別も想起。

  • perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺

    1924年著。著者の父親は金で平民の戸籍を買ったという人であり、知らぬ振りをしてさえいれば平民として生きられたはずだ。しかし著者はそうせず、同胞の自由を求めて太く短い人生を生き抜いた。部落の宗教が圧倒的に浄土真宗である理由が、親鸞の無差別思想にあったというのは個人的に影響して、五木寛之の『親鸞』を読んだ時もよく覚えていた。しかし教祖は偉大でも教団は醜い。それでも上納金を納めるいじらしさよ。内容に間違いもあるようだが、そこはそれほど重要ではなく、彼の自由を求める叫びを感じることが大切だ。現代でも未解決問題。

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