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大学病院の奈落 講談社文庫

高梨ゆき子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065314869
ISBN 10 : 4065314860
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • JILLmama

    怒りしかない!!これってほぼ殺人じゃん。人体実験じゃないか。大学の派閥争いに患者を巻き込むな!手術が下手くそなのに、上司の教授に逆らえなくて、無謀な手術を次々と。亡くなられた患者家族も、おかしいと思いながらも何も出来ずにいたみたい。世間に公表されても、医者は続けてる。免許もなくならない。ホントおかしい!

  • マダムぷるる

    大変丁寧に取材しまとめられたルポルタージュだった。新聞社の論説解説員の書いた文で、難しい医療用語もあったがわかりやすかった。だからだろうか。恐ろしかった。昭和の白い巨塔の時代ならいざしらず、西暦2000年代に入ってからの話なのに。しかも、執刀医の虚栄心とか見栄とかいうものによる暴走とは言い切れず、むしろ組織や仕組みの不備、暴走を止めるシステムがなかったことなど、事故を防ぐことができない様々な要因があるように感じた。私も大学病院にお世話になっている患者の一人。研修医や学生さんに同席されることもあるが→

  • Himiko

    つい興味深々で、手にとってしまった本。群馬大学の事件は記憶に新しい、そんな事が本当にどうやって起こったのだろうと、読み始める。大学病院は、まるで「白い巨塔」のような勢力争いが本当にあるんだとびっくり。大きな病院になればなるほど、患者はモルモットのように扱われている感じ。素晴らしい医者、病院も多いが、患者を蔑ろにして、高度医療に走る医者もまた多くいるのかもしれない。恐ろしい実態を知った一冊。

  • ブランノワール

    面白かったです

  • killie_lt

    群馬大学医学部附属病院で起きた腹腔鏡手術のスクープを発端に、次々と明らかになる手術後死亡例の異常な数と状況。本書はその陰にある医師の問題と病院の問題を丁寧に明らかにしていく。 スクープを放った記者本人による著書だけあって、複雑な事象や多数の登場人物が非常によく整理されており、一気に読んでしまった。起きてしまったことは恐ろしいが、どこの地方であっても大いにあり得る(あり得た)話。エリート医師とはどういう医師なのか、深く考えさせられた。

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