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高木りゅうぞう作品集 ツイステッド

高木りゅうぞう

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784835459738
ISBN 10 : 4835459733
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

90年代前半、2年にも満たない活動で多大な影響を遺した天才マンガ家。
マンガ通が求める「高木りゅうぞう」の全作品を、商業初の単行本で刊行!

「高木りゅうぞう」とは--。1968年、愛知県出身。91年、講談社「ちばてつや賞」で準入選に輝き、その将来を嘱望されつつも、93年に夭折したマンガ家です。講談社の青年マンガ誌で発表された作品群は当時、高い評価と共感を呼び、主として90年代以降のニューウェーブ系マンガの世界に広く影響を与えました。
作品内容の鮮烈さと活動期間の短さから、世のマンガ通の中では半ば伝説的な存在となっている「高木りゅうぞう」。しかし、単行本が商業出版されたことはかつてなく(※作品集のカタチでまとまったのは、没後、関係者や一部の読者に配布された『高木りゅうぞう作品集』のみ)、作品への高い評価とは裏腹に、その購読の難度は非常に高くなっていました。

そこで今回は、多くのリクエストにお答えし、高木りゅうぞう先生が遺した作品群をA5サイズの単行本にまとめて刊行いたします。
本書の製作にあたっては、高木先生の遺された生原稿を基に、全作品の再スキャンを実施。発表当時以上に高精細な画質で、改めて版面をご用意いたします。

ぜひこの機会に、知られざる天才マンガ家・高木りゅうぞうのレガシーに触れてください。

▼収録作品
◇「笠井萌子の運転手」(1992年10月)
◇「酔っぱらいの夜空に」(1991年12月)
◇「プリオの気持ち」(1992年9月)
◇「ツイステッド」(1992年)
◇「不安なテーブル」(1992年12月)
◇「昔のともだち」(1993年4月)
◇「ジャズ イン “ラブリー”』(未完)

★本書の特長
1. 史上初の商業単行本として刊行。
2. A5サイズ、新規デザインの美麗な装丁を採用。
3. 全編を改めて生原稿をスキャンし、美麗な画質を確保。

※上記の商品内容、発売時期、価格などは予定であり、変更になる場合もございます。あらかじめご了承下さい。

編集協力:ざをん

(c)高木りゅうぞう

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コリエル

    わずか24才にして旅行先で客死した作家の初の商業刊行作品集。氏の活躍は90年代前半で幼かった自分はリアルタイムでは一切触れられていない。ただよしもとよしとも等の多感な時期にかぶれていた作家たちが彼から大きく影響を受けており、初めて読んだのにすごくしっくりくる作風だった。特に1本目の笠井萌子の運転手が良い。感情の薄い少女を、ややお節介気味で趣味人風の運転手が感化していく話かと思わせて、後半に差し掛かると真逆の状況が生まれてくる。そして変わらぬ日常が描かれて終わるが、読者に某かの変化を想像させる。実に良かった

  • s_s

    表紙に惹かれて購入。収められている作品は、どれも甲乙つけがたい出来であることは間違いなく、ひとまず20代の時点でこれほどまでの品質に仕上げていることが驚き。表情にかかる陰影の妙、会話の途中にシームレスに繋がる場面転換。酩酊と記憶の混濁。コミカルかつシリアスに、緩やかに迎える人類滅亡。どれも良い意味で尖っていて、万人には受けない作風であるかもしれないが、先鋭的かつ革新的な技法が所々に見られて、予想のできない展開の数々に、次の頁をめくるのが楽しくなった。ベタかもしれないが、『酔っぱらいの夜空に』が良かった。

  • ぴよ(toyoneko)

    わりと良かった。表題作よりも「笠井萌子の運転手」の方が好き。やりたいことがたくさんある笠井萌子と、何になりたいのか分からなくなってしまった運転手の対比が酔い

  • 緑虫@漫画

    ★★★☆ 24歳で夭折した作家の作品集。活動期間は91年12月〜93年4月、作品は未発表作を含めて7作品。いずれの作品も当時の空気感を閉じ込めたもので、作者が亡くなっていることも相まって時間の流れの中で真空パックされたような感触がある。もっとこの先を見たかった。ベストは「酔っぱらいの夜空に」。

  • どんどこすすむ

    よしもとよしとものカバー作品「ツイステッド」を読んで以来ずっと読んでみたかった高木りゅうぞうの元祖「ツイステッド」。全体を通して小気味が良いセリフのテンポ、擬音のリズム。センスを感じる。そして、よしもと作品に多大な影響を与えていたんだなということもわかる。よしもとよしとものカバーがなかったら、この夭折した作者の作品を目にすることもなかったと思う。作家から作家へと伝承し紡いでいく創作の糸のようなものが見えた気がする。

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