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頼山陽詩選 岩波文庫

頼山陽

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003023150
ISBN 10 : 4003023153
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
揖斐高 ,  

Content Description

「鞭声粛粛」、また仏郎王、アンコウ鍋も。歴史上の英雄を詠んでは青年の血を沸かせ、日常生活や風物をゆたかにうたう。中国古典に精通しながら、誰もに親しまれる日本漢詩をつくりあげた頼山陽(一七八〇‐一八三二)の、人と詩の魅力が伝わる新編集でおくる一二〇首。

目次 : 癸丑の歳、偶作/ 石州の路上/ 丁巳東遊六首/ 一の谷を過ぎて平源興亡の事を懐ひ歌を作る/ 詠史十二首/ 始めて廉塾に寓す二首/ 廉塾雑詩/ 書懐/ 歳暮/ 播州即目〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    江戸期を代表する漢詩人の諸作をまとめただけあり、その分野に昏い自分みたいな者にもいくつも耳に親しんだ物がある。代表的な物としては「鞭聲粛粛夜過河」のフレーズがあまりにも有名な「題不識庵撃機山図」。その他にも「衣骭至 袖腕至」の「前兵児謡」、「天地始終無 人生生死有」の「述懷」等、誰もがどこかで聞いた事のある文章が頻発する。頼山陽というと『日本外史』のイメージが強く歴史関連の詩も多いけど、その他の詩もまた幅広いのを教えられる。書き下し文のリズムもいいけど、編者による訳もこなれていて読みやすい一冊でした。

  • 1.3manen

    原文、書き下し文、口語文と至れり尽くせり。口語文でよかったのを。蘇水を木曾川としていて、美濃国を下る風景が描かれる「16舟、大垣を発し桑名に赴く」(56ページ)。木曾川下流の美。60の「家書を得たり」は老いる母の慈愛が語られる(158ページ〜)。それと、いろいろな詩に物価が高い、物価が高いと出てくるのは今日的なインフレ、スタグフレーションを憂うのと似ている。93で鮟鱇(あんこう)の値段が高いとある(252ページ他)。69の「塾生に示す」は粗末な部屋で遅くまで読書に励む姿(182ページ他)。物価高では大変。

  • テイネハイランド

    松尾芭蕉とともに江戸期を代表する詩人・頼山陽の詩集セレクション。川中島の決戦を題材にした有名な漢詩「鞭声粛々夜河を過る」も収録。山陽の漢詩には、人を唸らせる華麗なレトリックとベタなわかりやすさがあり、通好みではないかもしれないけれども、江戸期の日本人が愛した漢詩を現代の人がうかがいしるのにはぴったり。揖斐高さんの訳注も素晴らしい。

  • シンドバッド

    戦前の旧版に比較すると、山陽の日常生活を詠んだものが多く選ばれており、山陽のイメージが、一新された。そもそも、山陽を深く知っていたわけではないが、…。

  • 大臣ぐサン

    幕末から戦前にかけて影響力を発揮した『日本外史』の著者、頼山陽の詩集。『日本外史』が有名だが、著者は自分の事を史家ではなく詩を本業と考えていたようだ。ナポレオンについて書かれた「仏郎王の歌」などは、当時の日本にナポレオンの事がどのように伝えられていたかが覗えて興味深い。かなり破天荒な生き方をしたようで、当時は結構鼻つまみ者だったようだ。

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