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ゴリラ裁判の日

須藤古都離

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065310090
ISBN 10 : 4065310091
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan

Content Description

ローズはとても賢く、特別なゴリラだ。言葉を理解し人間と「会話」ができる。やがて「声」も手に入れた。これからもっと楽しい生活が始まる。そんな時だった。人間の子供を助けるために、という理由で、夫ゴリラが、突然、射殺される。許せない―。そしてローズは、人間に戦いを挑む。力ではなく、知恵と勇気を武器に。法廷で。第64回メフィスト賞満場一致の受賞作。

【著者紹介】
須藤古都離 : 1987年、神奈川県生まれ。青山学院大学卒業。2022年「ゴリラ裁判の日」で第64回メフィスト賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    アフリカのカメルーンで生まれた雌ゴリラのローズは手話が出来て知性を持ち機械を使えば人と会話もできる稀有な存在で全世界の注目の的となりアメリカの動物園に移されますが、そこでボスゴリラの夫が不幸なアクシデントにより射殺されてしまいます。彼女は怒り動物園を相手に裁判を起こすのですが…。ローズは素直な優しい人柄で誰も好きにならずにおられず彼女に共感し同情して涙が溢れる場面も多々あります。途中では脱糞ネタやプロレスラーのエピソード等で笑える場面もありますが、基本は生真面目なヒューマニズム(人間愛)に満ちた小説です。

  • starbro

    メフィスト賞受賞作ということで読みました。本書は、前代未聞のゴリラ裁判ファンタジーの快作でした。最初コメディなのかと思っていたら、ユニークでシリアスな人間および霊長類の人権&存在意義を問う高尚な内容でした。ゴリラがプロレスまでやるとは思っていませんでしたが🦍🦍🦍 今年のBEST20候補です。 https://gorilla.kodansha.co.jp/

  • 青乃108号

    手話を覚えたゴリラのローズが裁判沙汰に巻き込まれるという話。色々不満が残る作品だった。メフィスト賞受賞作に加筆修正されたものらしい、デビュー作だと思われる。多分編集者不在で、著者の独りよがりで全部が仕立てられたのだろう。不満@冒頭は裁判場面にするべきではない。最初から作品のキモを明かしてどうする。不満Aジャングルの描写が無闇に長過ぎる。不満Bローズが言葉を学習する過程が全く描写されていない。絶対必要。不満C何故プロレスさせる必要が。不満D裁判判決後、様々な事が起こるのが全部蛇足。全面的に大修正が必要かと。

  • 松本ぼんぼん

    どなたかのレビューから読みたくなりました。フィクションなのにノンフィクションを読んでいるみたいでした。嘘だろう?嘘だろう?と思いつつ飲まれました。 ゴリラのローズが人語を解し人のように考える。(ゴリラは人である)とても面白く、読後、清々しさが残りました。

  • のりすけ

    常識外れの知恵を持ったゴリラたちが人間相手に裁判を起こすSFチックな話、だと思ってたら違った。そんなイージーな話じゃなくローズと言うゴリラの立場を借りて、人間とは、司法とは、共に生きる事とは…を問いかける傑作だった。ローズは人格ゴリラではなく、ちょっぴり短気なところもあってチャーミング。幸せに生きてほしいなー。

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