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夏目漱石ファンタジア 1 富士見ファンタジア文庫

零余子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040753065
ISBN 10 : 4040753062
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森倉円 ,  

Content Description

戦いの中で散った夏目漱石は、森鴎外の禁断の医術により樋口一葉の身体で蘇った。身を隠すべく女学校の教師になった漱石は、協力者・野口英世と共に己の復活の裏に見え隠れする大いなる陰謀に挑むことになり――

【著者紹介】
零余子 : 第36回ファンタジア大賞にて“大賞”受賞。大学では平安文学を研究。社会人になってから夏目漱石の作品に触れた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 海月

    これまた大賞本。前評判期待して読んだがよく捻ってある内容でほほう!と唸れる作品。 あまり歴史には詳しくはないけど有名な著名人ばかり出てくるし史実も途中のページで出てくるのでWでへーそうなんかーってなりますね。二巻も発売される感じ濃厚だしこれはそのうちアニメ化されてもおかしくないのではないでしょうか?魔女の首輪よりこっちの方が好みです。

  • よっち

    政府との闘争の中で瀕死の重傷を負い、森鴎外による禁忌の医術を受け樋口一葉の身体で蘇った夏目漱石。従者の禰子を連れて神田高等女学校に赴任する文豪バトルファンタジー。女学生たちを教えて、時には生徒に好かれながら、元婚約者の姿で漱石と知られぬまま出会う文豪たち。誰が自分を殺したのか。どうして鴎外は漱石を蘇らせたのか。そして作家をつけ狙う殺人鬼『ブレインイーター』の目的は何か。最初から最後まで斜め上の展開で、かつての文豪たちのキャラもなかなかぶっ飛んでいて、それでも面白いと思ってしまった自分に敗北感を覚えました。

  • オセロ

    めちゃくちゃ面白かった〜。 政府と社会主義者の抗争に巻き込まれ戦死した夏目漱石が森鴎外による脳移植という禁断の医術で樋口一葉の身体で蘇るという奇天烈な始まりでしたが、漱石の真のある行動とトリックスター・野口英世の先の読まない行動、そしてもう一人の漱石が登場したことをキッカケにして二転三転するストーリーは読み応え抜群で。それでいて漱石を支えるキャラだけでなく、漱石と因縁のあるキャラの深掘りもきちんとされていて、大賞も納得の出来栄え。これは続きが楽しみです。

  • わたー

    ★★★★★確かにこれは大賞を取るのも納得のとんでもない怪作だ。表現の自由を掲げて武装組織「木曜会」の首魁として活動していた主人公、夏目漱石が凶弾に斃れてしまう。次に彼が目を覚ました時には、森鴎外に手引きされた闇医者の野口英世によって、亡くなったはずの元婚約者、樋口一葉の身体に脳が移植されていた、と始まるトンデモ文豪SF冒険活劇。粗筋だけでも既にお腹一杯なのに、こんなのまだまだ序の口。文豪たちの逸話や史実を巧妙に織り交ぜながら、時に胡乱げな語り口で、時に外連味溢れるキャラクターたちで魅せてくれる作品だった。

  • まぁみ

    どうしたらこんなものが書けるのか?発想の意外性というか奇想天外さに呆気にとられるばかりでした。明治〜大正の文豪たちが、次から次へと出てきてはその描かれ方に驚かされる。なんとまあ、凄いもの読んだわー。しかしよく練られています。実に上手いなぁ。電車の中でずっと読んでいたのですが、夢中になってのめり込んでいて…乗り越しそうになっちゃったもの(笑)。帰路、最寄り駅到着少し前で読了。神がかってるでしょ♪いやぁ楽しかったぁ♡

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