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愛とか恋とか、くだらない。 3 ガガガ文庫

雲雀湯

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094532616
ISBN 10 : 4094532617
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

それぞれが気付く思い。

期末テストが終わり、本格的な夏の訪れとともにもうすぐ夏休みがやってくる。

祐真は、同じ図書委員である沙雪の「小説を書く」という密かな目標に付き合うようになっていた。これは二人だけの秘密の関係。それもあって、沙雪との心の距離が次第に近づいていることにほのかな充足感を覚えていた。

そんな祐真にはひとつの懸念があった。
つい先日、手を上げるほどの喧嘩をしたという奏音と涼香の二人のことだ。奏音はそんなことがあったことなんてケロリと忘れているかのようだが、一方で涼香は奏音に対して棘のある態度を隠そうともしない。
何かあれば涼香から相談があるだろうと静観を決める祐真。

この日の休み時間も祐真の教室に、奏音たち一年生が押しかけてきていた。
「皆で夏祭りに行かない?」
菊司のこの提案にクラスメイトは歓声を上げる。黒髪にイメチェンした奏音のここ最近の人気ぶりはすごい。下心満載の男子たちを適当にあしらう奏音の姿を見て、苦笑する祐真。だが、その時――
「僕はどちらかといえば、彼女より涼香ちゃんと仲良くなりたいな」
菊司の聞き逃せない呟きに、祐真の心はざわつく。

そして、生涯忘れられない夏休みが幕を開けた。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    期末テストが終わりやってくる夏休み。それぞれが自らの想いを自覚していく中、少しずつ変化する周囲との関係が描かれる第3弾。祐真は同じ図書委員沙雪の小説を書く作業を手伝い、喧嘩をした奏音と涼香の微妙な距離感の中、祐真の教室に押しかける奏音たち一年生。一方でお互いを意識し始めた晃成と莉子の関係も変化の兆しがあって、友人の菊司も涼香に興味を示したりと、今回で物語も大きく動きましたが、突き詰めれば自分の想いは明らかなのに、伝える言葉選びの拙さに頭を抱えましたが、自覚した想いをこれから大切に育てていって欲しいですね。

  • わたー

    ★★★★★面白かった。相変わらず涼香と性欲を発散させながら、紗雪とは2人っきりで小説の添削という大義名分のもとデートを重ねたり、奏音は主人公の自宅に入り浸って彼と同じゲームを一緒にやろうとしてきたりと、着実に彼の中で自分の占める割合を増やそうとしていて、決定的なことは至らずとも関の進展を望んでいるような状態に。なんともうらやまけしからんと思っていたのだが、涼香は涼香でイケメンにデートに誘われて…という3巻。異性の体と退廃的な快楽に溺れ、いつしかこの関係がずっと続けばいいと思うようになる2人だったが、

  • 真白優樹

    祐真と紗雪の距離が縮まり、涼香と奏音の間に蟠り残る中、忘れられぬ夏休みが来る今巻。―――それぞれの思い混じりだし、初恋のスイッチは押されていく。 紗雪との確かに縮まる距離、受け止められた奏音の中に芽生える思い。菊司から告白された涼香の中に気付く想い。 晃成と莉子が一歩踏み出す中、祐真の周りの人間関係が確かに固まり動き出していく、本格的に恋が始まる巻である。気付いた思い、知った思い。果たしてこの先、どんな方向へ進んでいくのか。待っているのは二学期、どんなイベントが起きていくのか。 次巻も勿論楽しみである。

  • chirako

    3巻まで読んだ後に、映画に感動する前に松たか子の化け物演技に戦慄する『ファーストキス 1ST KISS』見ると、『愛とか恋とか、くだらない。』映像化の時はアニメでも実写でも涼香役には松たか子をぶち込みたくなる。飛び道具にしないと意味ないキャラだから

  • れっちん

    愛とか恋とか、くだらない――そう言い切れるほど、人は割り切れない。高校生なら尚更だ。 この巻は多くを語れる内容ではない。けれど、 【愛とか恋とか、くだらない。】という言葉を、 ふと意識させられる巻だった。 シリーズ自体とても気に入っているが、 ここで終わってしまうのでは?と思うほど、 ラストシーンの収束が見事だった。

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