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嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか 文春文庫

鈴木忠平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167922887
ISBN 10 : 4167922886
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

なぜ語らないのか。なぜいつも独りなのか。そしてなぜ嫌われるのか。謎めいた沈黙と非情な采配に翻弄された男たちの証言から、孤高にして異端の名将の実像に迫る。組織における人材登用術、リーダーの覚悟などビジネスパーソンにも影響を与えた傑作ノンフィクション。文庫版新章「それぞれのマウンド」収録。

目次 : プロローグ 始まりの朝/ 第1章 川崎憲次郎―スポットライト/ 第2章 森野将彦―奪うか、奪われるか/ 第3章 福留孝介―二つの涙/ 第4章 宇野勝―ロマンか勝利か/ 第5章 岡本真也―味方なき決断/ 第6章 中田宗男―時代の逆風/ 第7章 吉見一起―エースの条件/ 第8章 和田一浩―逃げ場のない地獄/ 第9章 小林正人―「2」というカード/ 第10章 井手峻―グラウンド外の戦い/ 第11章 トニ・ブランコ―真の渇望/ 第12章 荒木雅博―内面に生まれたもの/ エピローグ 清冽な青/ 文庫版新章 それぞれのマウンド

【著者紹介】
鈴木忠平 : 1977年、千葉県生まれ。名古屋外国語大学を卒業後、日刊スポーツ新聞社で中日、阪神などプロ野球担当記者を16年間経験して2016年に退社。2019年までNumber編集部に所属したのち、フリーのノンフィクション作家として活動する。本作で第32回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、第53回大宅壮一ノンフィクション賞、第44回講談社本田靖春ノンフィクション賞、第21回新潮ドキュメント賞を受賞。ノンフィクション賞の三冠を達成したのは史上初(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ma-bo

    この作品は2022年8月3日に単行本にて読了済。今回は文庫版で追加された新章があるとの事でその部分を読んだ。「それぞれのマウンド」。勝てば日本一になる試合。完全試合継続の9回、山井投手から岩瀬投手に継投された試合だ。この試合は実はロッカールームにエース川上憲伸がいたのだ。6戦目があった場合の先発投手に決まっていたが、日本一になった場合のセレモニーに備えて待機していた。本編の第5章「味方なき決断」はベンチ側に視点を取っているが、新章はマウンドに立つ者たち、山井、岩瀬、そして川上からの視点が興味深かった。

  • ヒデキ

    文庫版が出て新しく買いました。 ドラゴンズが、低迷している今だからこそ読んでよかったと思える作品でした。 チームとしての総合力が、チームの成績を決めるんだな? と思って読んでいました。 みんなが応援してみんなでゲームを見にいってもそれが、チームを強くすることになるのか 或いは、チームが、強くなることをみんなが望んでいるのか? 考えてしまいました

  • 007 kazu

    選手他の第3者目線と著者の1人称目線で落合を掘り下げる。経営者ならリーダー像として推薦図書に挙げるかもしれないが、それにとどまらない多面的な読み方ができるのが本書の魅力。落合はもちろん、記者の末席で伝書鳩の立場しかなかった著者の立ち位置が落合との距離感と共に変化する模様も面白い。立浪外しや川崎の開幕投手抜擢もかなりのものだが、やはり日本一決定試合で完全試合目前の山井を9回に降板させた伝説の采配。登板を告げられた岩瀬、9回に上がれるかを問われる投手、その判断を聞きに行くコーチに迫った章は圧巻である。(続く)

  • confusion_regret_temptation

    天才野球人落合博満の、中日監督時代を深く深く掘り下げた骨太なノンフィクション。章ごとに関わった選手やスタッフの背景や心情を加えることで、より深く濃く落合という人を浮かび上がらせてくれた。文章も読み易く、なかなかの厚さだがそれを感じることなく読み進めることが出来た。良かったです。

  • yuuguren

    本書を読んで落合監督の成績が、8年間でリーグ優勝4回、日本一を1回、すべてAクラスという輝かしいものであることを初めて知る。 落合の手法はロマンや熱狂を排し、選手にプロフェショナルたることを求め、目の前のゲームに必要なピースとして用兵する。それは勝利の近道だが、エンターテイメントとしてのプロ野球にはロマン・熱狂といった落合流勝利と相反する要素も必要だった。しかし本書に登場する各選手はピースとして扱われた側面はあるが、詳しく知るとプロ選手として輝いたというある種ロマンもあるような気がする。

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