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僕には鳥の言葉がわかる

鈴木俊貴

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093891844
ISBN 10 : 4093891842
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ようこそ シジュウカラの言葉の世界へ

山極壽一先生(総合地球環境学研究所所長)絶賛!
「類人猿を超える鳥の言語の秘密を探り当てたフィールドワークは
現代のドリトル先生による新しい動物言語学の誕生だ」

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NHK『ダーウィンが来た!』をはじめ国内外のメディアが注目する気鋭の若き動物言語学者による初の単著、ついに刊行!

古代ギリシャ時代から現代に至るまで、言葉を持つのは人間だけであり、鳥は感情で鳴いているとしか認識されていなかった。
その「常識」を覆し、「シジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを世界で初めて解明した研究者による科学エッセイ。
動物学者を志したきっかけ、楽しくも激ヤセした森でのシジュウカラ観察の日々、鳥の言葉を科学的に解明するための実験方法などを、軽快に綴る。

シジュウカラへの情熱と愛情あふれるみずみずしい視点に導かれるうちに、動物たちの豊かな世界への扉が開かれます。読後に世界の見え方が変わる一冊。巻頭口絵にはシジュウカラたちのカラー写真が、巻末にはシジュウカラの言葉を聞ける二次元コードつき。




【編集担当からのおすすめ情報】
本書の草稿を拝読したとき、何より感動したのは、鈴木先生が「シジュウカラのことが好きだ、もっと知りたい」というまっすぐな気持ちで、自然の中に身を置いて根気強く鳥たちをよく観察する姿勢でした。文系、理系、アウトドア派、インドア派問わず、何かを「好き」と思う気持ちを大事にすることで、日常生活の中でも新鮮な驚きや気づきが得られ、ひいては世界的な発見にまで繋がる--これは読者の皆さまにとっても、ポジティブなメッセージとなることと思います。

ちなみに、初の単著となる本文内のイラストはすべて鈴木先生自身によるもの! こまかなところまでかわいらしく描かれているのは、愛と興味をもって丁寧に相手を観察する鈴木先生ならではのタッチです。ぜひお楽しみください。

【著者紹介】
鈴木俊貴 : 東京大学准教授。動物言語学者。1983年東京都生まれ。日本学術振興会特別研究員SPD、京都大学白眉センター特定助教などを経て現職。文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本生態学会宮地賞、日本動物行動学会賞、World OMOSIROI Awardなど受賞多数。シジュウカラに言語能力を発見し、動物たちの言葉を解き明かす新しい学問、「動物言語学」を創設。愛犬の名前はくーちゃん。本書が初の単著(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    先入観を取り除くことは如何に難しい事なのか。学部生の研究段階で自然にその先入観を払拭していたのが強かったですね。その考えを再現可能な方法で実証する事で新発見を連発。ジャーナル投稿は研究者にとっては最重要なお仕事の一つですが、投稿先も超メジャーですし、リジェクト(要修正)を受けていない様に思われるのですけど(冗長になるのでカットしたのかな?)。エレガント。そして動物言語学と言うありそうでなかった新分野を拓く。素晴らしい。立ち上がったばかりの研究分野です。新発見の報が届くの愉しみ過ぎて( ¨̮ )。

  • ALATA

    うちのかみさんが欲しいというので購入。著者の野鳥を見る目が優しさで溢れている。高校の時に買った双眼鏡が動物の世界を知るきっかけになったという。私も少しだけ付き合ったことがあるがじっくり、静かに、息を殺して見護ることに悦びを感じる。早朝、静かな山間で聴く囀りには癒されます♪★4※ヒヒヒ、ジャージャーと鳥語がわかるシジュウカラの鳴き声リストが付録。スマホで再生できて、早速コピーして持ち歩くみたいです😄

  • R

    フィールドワークを伴う研究とは何かを見事に描いているエッセーだった。説明説教といったご高説はまったくなく、自身の経験と考えたことをわかりやすく提示していて、日記のような自然な内容なのに、がっつりと研究への気づきと探求に溢れていて、研究者の仕事というものが物凄くわかりやすく書かれていて見事だった。研究対象を見つけるという一番難しい過程をさらっと書いてるところが、実によいなと思うのだが、研究をより広めようという努力の数々もすごかった。NHKの番組撮りが4年に渡っているという情報も驚いた。

  • ちくわ

    自分は早朝に出社し、屋上でストレッチと素振りをする。その際、周囲の野鳥を眺めるのだが、ハクセキレイは警戒心が薄いのか?結構近づいてくる。そのトコトコ歩きを見ると、何だか穏やかな気持ちになる。そんな自分に、お知り合いのちいさんから鳥関連書籍の強烈なオススメが…こりゃ読むっしょ!と久々に新書を購入。感想…本書はカラ類の生態を綴ってはいるが、実質は理系研究者の生態本だ! 研究あるある満載で、昔を懐かしみながら没入する。本当情熱なんだよな…研究を続ける燃料ってさ。研究者の端くれだった自分には、著者が輝いて見えた!

  • Tadashi Tanohata

    BSテレ東の「あの本、読みました?」で発見。実はシジュウカラ語を理解するやつをもう1人知っている。私の信州の友人だ。即買即読。あのアリストテレスやダーウィンの考えを覆し傲慢な人間を諭そうとする。ただの鳥の本ではありませんぞ。友よ、サプライズでプレゼントするね。魂、震えるよー!

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