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目白雑録I 日々のあれこれ 中公文庫

金井美恵子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122076013
ISBN 10 : 4122076013
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

2002年4月から2005年1月まで、世に現れた様々な言説、小説、映画を取りあげ、鋭い批評性と切り口でばっさり読み解く、素敵で過激なエッセイ集! 
もちろん愛猫トラーも登場!

【著者紹介】
金井美恵子 : 1947年、群馬県高崎市生まれ。67年、「愛の生活」でデビュー、現代詩手帖賞受賞。79年、『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、88年、『タマや』で女流文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 阿部義彦

    中公文庫の出たばかり一月の新刊です。金井美恵子さん、本業の小説は正直良く分からない所も有りますが、この日記風エッセイはかなり猛毒な小言幸兵衛もどきで、一気には読めずちびちび読了。今回納められたのは2002年から05年までの分で、今は無き「噂の真相」の話題や、著者の気に入らない書評家、編集者、文学者、コラムニストなどが遠慮なく実名でしかも呼び捨て出てきます。特に高橋源一郎は大嫌いみたいで何回も登場、私の好きな橋本治も私とタメの島田雅彦もよくあげつらわれてます。怖いもの無しで筒井康隆より怖いかも。でも読みたい

  • ひろふみ

    何言ってるかよくわからんほど賢そうだけど、恐い人だってのは知れるぞ。という巻頭の雰囲気から、徐々に書いてる方と読んでるこっちが馴染んで面白くなってくる(20年以上前の連載でも)。フレデリック・ワイズマンの映画で盛りあがり飲みすぎてしまう、のは羨ましすぎる情景で。著者の日々が「奇跡的な指針(中略)として私を支え、勇気づけてくれる。」と解説・山本浩貴が記す気持ちに大いに賛同するのだ。

  • バーニング

    2002年〜2005年までの、解説山本浩貴の表現を借りると「日記風エッセイ」である。基本的に文壇のおじさんたちへの悪口がたくさんあり、特に島田雅彦と高橋源一郎がめちゃくちゃやり玉に挙げられている。サッカーW杯の話を聞くと2002年だなと思うし、政治の話題になるとちょうど小泉政権期と被っているなとも思う。殺伐としているようで、日常や感情をとにかく書きなぐって記録しておきたいという物書きの性も伝わってくる。

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