Books

小説

野崎まど

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065373262
ISBN 10 : 4065373263
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「物語に救われ、読書に呪われた」
君はなぜ、小説を読むのか?

読者を唖然とさせる飛躍とどんでん返しが待っていて、「小説」の意味を痛切に問い直す。――小川哲
何もかも投げ出して小説に没頭するうしろめたさを知るすべての人に捧げたい傑作。――大森望
小説を愛するすべての人に届くべき作品。――けんご


【あらすじ】
五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。
一二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会い、二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。
そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。
しかし、その屋敷にはある秘密があった。


読むだけじゃ駄目なのか。
それでも小説を読む。
小説を読む。
読む。
宇宙のすべてが小説に集まる。

【著者紹介】
野アまど : 2009年『“映”アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア

    野アまどは初読。小説に『小説』というタイトルを付すのだが、これこそが真の小説だとの矜持の表れか、あるいは小説の本質とは何かを明らかにするという意気込みと、その自信を持っての解答がこれなのだろうか。見渡したところ、なかなかに評判がいいようなのだが、何が読者を引き付けるのだろうか。読者に徹する内海集司への共感か。あるいは、この破綻とも見える構成がファンタジックなものとして歓迎されているのだろうか。物語は、途中までは、基本的にはリアルな世界として展開する。もっとも、集司が邸の地下で不思議な少女に遭遇するという⇒

  • starbro

    2025年本屋大賞ノミネート作第十弾(10/10)、コンプリートしました。野崎 まど、2作目です。本書は半分私小説でしょうか、宇宙原理哲学的小説小説でした。小説読みとして興味深い内容ではありますが、本屋大賞作品として、どれだけ得票を伸ばすかは未知数、よって予想はステイのままです。 https://bookmeter.com/mutters/278083487 私は、内海同様、読むだけです(笑) https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000399208

  • 青乃108号

    おおむね好評のレビューの中、大変書きにくいんだけども俺は評価しない。224ページと、そこそこの分量の物語はショボい始まり方で宇宙の成り立ちやらエントロピーやら持ち出して来る辺りから雲行きが怪しくなり、しまいには彼岸の妖精やらなんやらが出て来て何じゃこりゃ?な感じの。いや、言いたい事は解るのよ、ズバリ書いてあるから。しかし絶望的に文章が上手くない。物語として面白くない。小説を読む愉悦を伝える小説が苦痛しか与えてくれない。それにね。人間って忘れちゃうんですよ。読むだけでは。だからこうやって記録しとかないとね。

  • さてさて

    『本を読む。小説を読む。読んでいる間は物語の中にいる。読んでいない時は泥の中のような気分でいる』。そんな思いの中に『小説を読む』人生を送ってきた主人公の集司。この作品には、そんな集司の三十年の『小説を読む』人生が描かれていました。ここまで『小説を読む』ことに自分はこだわれるだろうかと圧倒される他ないこの作品。『小説を読む』ことにとことんこだわる集司と外崎の友情に魅せられるこの作品。章の区切りが一切なく、息継ぎも許さない密度感の中に展開する物語。後半のかっ飛び具合にも度肝を抜かれたキョーレツ!な作品でした。

  • FUKUSUKE

    【サイン本】人はなぜ小説を読むのか、ということをテーマにした「小説」というタイトルの小説。特徴は大きく二つあって、ひとつは小説を読む側の人が主人公となって書かれている点。もうひとつは、前半はフィクションとして書かれているにも関わらず、後半に妖精が登場してファンタジーの世界に入ってしまうことだ。思わず魔術的リアリズムなのかと身構えてしまった。この構成については賛否が分かれそうだが、前半に起こる不思議な事象や人物を明らかにするうえで必要な構成だと思う。肝心の「人はなぜ小説を読むのか」は実に興味深い内容だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items