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「失敗の本質」を超えて 安全保障を現場から考える

野中郁次郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296121632
ISBN 10 : 4296121634
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

安全保障論議の高まりに伴い見直しが進む日本の防衛。だが解決すべき問題は山積みだ。現場目線で問題点を明らかにする本音の議論。

【著者紹介】
野中郁次郎 : 1935年生まれ。東京都出身。一橋大学名誉教授、日本学士院会員。58年早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてPh.D.取得。知識創造理論の世界的権威(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • SGR

    名著「失敗の本質」のその後の自衛隊を分析したものという認識です。自衛隊ほど国民感情に左右される軍隊は、唯一だと思います。他国や他人に国防を依存してきた国民性が自衛隊や軍隊を弱くし、自滅の道に繋がっていくのに、反戦や軍縮を声高に叫ぶのは理解できない。です。台湾有事を危惧する声が大きくなり、少しずつ国民感情が変わりつつあるのはいい傾向にあると思われるが、もっと早期に国防の現状を国民に訴えてこなかった政治にも問題があると思います。装備品開発にも煩雑な手続きを踏み、導入した時には最先端でなくなる問題も解決したい。

  • Ohe Hiroyuki

    先日逝去された野中郁次郎氏が編集された一冊。同氏が中心となって執筆された『失敗の本質』をベースに、共著者の戸部良一氏や、野中氏が防衛大学校で奉職されていた際に、その教え子であった元自衛官などが合作して執筆されている。▼「現場から考える」とあるとおり、執筆者自身が経験したり、考えたことがベースに書かれている。本書を読むと、執筆者の経験や考え方がよく分かる。現代の自衛隊を理解するにも資するであろう。▼これから益々国際情勢が混迷を深めていくなか、本書を一読しておくことは損ではないだろう。

  • 金吾庄左ェ門

    印象的なのは国防を自衛隊のみに任せず、社会や国民も協力する体制こそが安全保障になるという話でした。各自衛隊の精神文化の違いを問題視しつつも、連携し統合して運用する必要性を説き、安全保障は軍事以外にも多様化しているからこそ、社会(NGOとか学会や業界)も国民ももっと連携して協力すべきだとしています。それをやるには政治がしっかり決断する必要があると思います。ピース何トカや某学術会議のような組織は廃止させるべきですね。陸軍中将の永田鉄山も、国民の協力があっての軍として軍民協力体制づくりを進めた事に習うべきです。

  • トビケ

    有名な『失敗の本質』では、日本軍の組織特性として情緒的判断が理性的判断を上回り、「科学的思考」が軽視されていたと指摘していたが、戦後は旧日本軍の失敗体験への過剰適応によって、「科学的思考」を偏重し、過剰分析、過剰計画、過剰規則の三大精神病にかかっていると言う。このナラティブは一見もっともらしいが、現実とは異なるという印象を持った。結局、目的を見失い、現実を見ず、科学的思考をしていない、というのが実態ではないか。書かれていることは参考になるが、最後の解釈は適当に読み飛ばして良いと思う。

  • k_jizo

    ★★★たった1度だけ授業を受けた故野中郁次郎先生とお弟子さんの著作。失敗の本質は太平洋戦争の日本軍を分析、企業活動への応用を記したが、本著作は自衛隊の発足からの歴史をふりかえり、日本人が「戦争・軍事」を忌避する流れを説明し、今後の安全保障について問題提起している。トランプのタダ乗り論、中台の緊張などもはや安全保障は他人事ではない時代 いい時期に頭の整理ができた。

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