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名作ミステリで学ぶ英文読解 ハヤカワ新書

越前敏弥

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784153400016
ISBN 10 : 4153400017
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

ダブルミーニングを用いたミスリードを誘う表現、読み手の盲点をつく叙述の仕掛け、繰り返される仮定と推論―ミステリ小説の原文はワンランク上の読解力を身につけるための最良のテキストだ。クイーン、クリスティー、ドイルが紡いだ緻密な文章を精読することで、英語の論理的な読み解き方を学ぶ。出題される作品はどれも名作ばかりだが、大学受験程度の文法知識があれば読解はじゅうぶん可能。あなたはいくつ答えることができるか。ミステリ翻訳の第一人者が難問を携えて贈る、読者への挑戦状。

目次 : 第1章 『Yの悲劇』(1932年)エラリイ・クイーン/ 第2章 『エジプト十字架の秘密』(1932年)エラリイ・クイーン/ 第3章 『災厄の町』(1942年)エラリイ・クイーン/ 第4章 『アクロイド殺し』(1926年)アガサ・クリスティー/ 第5章 『パディントン発4時50分』(1957年)アガサ・クリスティー/ 第6章 『恐怖の谷』(1914年)コナン・ドイル

【著者紹介】
越前敏弥 : 1961年生まれ。文芸翻訳者。留学予備校講師などを経て、30代後半にミステリなどの翻訳の仕事をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    受験生時代に読んだ英文解釈の参考本みたいだが、あれよりはずっと役に立つ。そんな勉強の合間(?)に読み耽ってしまったクイーンやクリスティーなど海外ミステリの原文を例示し、翻訳家が試行錯誤しながら最適な日本語を選んでいったのかがわかるのは実に楽しい。有名な『Yの悲劇』のblunt instrumentに関するくだりや『アクロイド』での自信満々なポワロの演説などは、自分をミステリにのめり込ませた文章はこんな原文だったのかと懐かしく思い出される。もしかして越前氏自身、似たような経験があって翻訳家の道に進んだのか。

  • みなみ

    エラリイ・クイーンのYの悲劇、エジプト十字架の秘密、災厄の町やアガサ・クリスティのアクロイド殺し、パディントン発4時50分、コナン・ドイルの恐怖の谷について、六つの場面を英語で紹介し、文法のポイントやこぼれ話について紹介する新書。ネタバレ部分が含まれるけれど、きちんと注意喚起してくれているのがありがたい。

  • かめりあうさぎ

    6作品の6シーンを抜粋して原文と設問&解答そして日本語訳を記載。各作品の序章にはあらすじ・概略があり合間合間にコラムもあり。原作未読の人も楽しめる様にネタバレありのシーンについては配慮がなされています。扱っている作品はミステリの古典ばかり『Yの悲劇』『エジプト十字架の秘密』『厄災の町』『アクロイド殺し』『パディントン発4時50分』『恐怖の谷』。翻訳ってだけで凄い大変なのに、それがミステリとなるとさらに配慮が必要なんだなーと思いました。

  • タッキー

    最近英語に凝っていて、かつミステリー好きということで購入!クイーンやクリスティなど、本格ミステリーの部分部分の原文紹介しながら、どう訳すかを問いかける本。当然のことながら、ここで紹介されている原文は、いずれも手強かったです。最近ちょっと英語わかってきたかなと勝手に思っていたのが見事に打ち砕かれました。翻訳家ってすごいなぁと思わせられる一冊でした。

  • Cinita

    ミステリ翻訳の裏話が読めるぞと軽い気持ちで買ったら想像以上に「英文読解」寄りの内容だったのでしまった!と思いました。原文1パートにつき5〜6題の読解クイズが付される形式なのですが、目で行を辿るのも苦痛ってレベルで英文読めなくて自分でもびっくり😂 とはいえ原文総スルーで解説だけ読んでも充分面白かったです。一文を訳すだけでも、英語だけでなく日本語の語彙、地理や歴史など幅広い知識が必要で、ミステリにおいてはさらに手掛かりが手掛かりとして正しく成立するように訳す難しさがあるのだと、実例で知ることができてよかった。

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