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廉太郎ノオト

谷津矢車

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120052316
ISBN 10 : 4120052311
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan

Content Description

明治×音楽×青春!歴史小説の俊英が描く、夭折の天才音楽家・瀧廉太郎の青春物語。

【著者紹介】
谷津矢車 : 1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。2012年「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。13年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。2作目の『蔦屋』では、「この時代小説がすごい!2015年版」にて第7位。その他の著作に『おもちゃ絵芳藤』(文藝春秋、第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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エールを見ているので、この本に目がとまり...

投稿日:2021/04/10 (土)

エールを見ているので、この本に目がとまりました。主人公も作者も若く、瑞々しい文章で気持ちよく読むことができました。ピアノを弾いている方なら、きっとすぐにでも弾きたくなるはず。エールにも出てきた環先生(柴咲コウ)のピアノの師匠が瀧廉太郎さん!とエールつながり発見もありました。言っても詮無いことですが、もう少し長生きしていたら……

akb009 さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    『荒城の月』『花』いつ聴いても詞と曲が胸の奥を締め付ける様な楽曲だと思う。久々の谷津さん、滝廉太郎の生涯をしみじみ読んだ。音楽・・ピアノもヴァイオリンも弾けないけれど、天才の努力・真摯に向きあう姿に感動すら覚える。何気なく口ずさんで来た唱歌は廉太郎の作曲が多かったのだなぁ。それにしても23歳を一期としては早すぎる。大好きな姉と同じく結核とは。最期に聴いた水琴窟の音が哀しく響く。

  • 遥かなる想い

    滝廉太郎の物語である。 明治の時代に 音楽を志す 青春の物語でもある。 幸田露伴の妹 幸との縁も 清々しい。 人との出会いが人を成長させ、音楽が 生まれる…23歳で 肺結核のため、 夭折した 天才音楽家 滝廉太郎の凛とした青春の物語だった。

  • へくとぱすかる

    音楽を一生の仕事にしたい、との思いが、行間にあふれている。略歴しか知らなかった滝廉太郎が、音楽に青春を送る若者として、活字から眼前によみがえるようだ。父との軋轢、火花を散らすライバルとの重奏。運動が得意で、活発な面を持っていたことは意外だったが、それがかえって病魔におかされた悲劇を強く感じさせる。無調音楽への言及など、もし彼が生きていたら、20世紀の現代音楽に、大きな影響を与えていただろう。単なる童謡の作曲者ではなかったのだ。「新聞屋」と妹の存在は、創作かもしれないが、物語のコントラストを作る重要人物だ。

  • ゆみねこ

    瀧廉太郎の一筋に音楽を追求した短い生涯。もし、廉太郎があと10年生きていたら、日本の音楽界はどのように発展しただろうか?とても読み応えある1冊です。お薦め。

  • のんき

    「もういくつ寝ると お正月〜」「春のうららの 隅田川〜」「春 高楼の花の宴〜」誰もが口ずさんだり、聴いたりしたことがあると思います。作曲したのは滝廉太郎。滝廉太郎って天才だって思ってました。いい先生や師匠に恵まれるという幸運もあったけど、わたしみたいな凡人と同じように、悩みもあったし、すごい苦しんで努力もしてたんだなあ!23歳の若さで亡くなってしまいます。長く生きていたら、もっといろんな曲が生まれていたんだろうなと思うと、滝廉太郎には、もっともっと長生きしてほしかったな

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