Books

蜻蛉日記 1(上巻・中巻)

藤原道綱母

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043679010
ISBN 10 : 4043679017
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

美貌と歌才に恵まれた女に権門の男からの求婚があった。結婚後も、与えられる以上の愛を求めて、自らの身を蜻蛉のようにはかないと詠嘆する、作者の21年間の内省的日記。物語とは違う新たな文学ジャンルを意識的に目指した作品の登場である。良質な本文がなく難解と言われる蜻蛉日記であるが、わかりやすい注とこなれた現代語訳を付した文庫の決定版。1には、上巻と中巻を収める。

目次 : 蜻蛉日記・上(序文/ 兼家の求婚/ 頻繁に来る兼家の文/ 文通 ほか)/ 蜻蛉日記・中(三十日三十夜/ 下衆の争いと転居/ 三月の節句―桃の花/ 小弓の賭物 ほか)/ 本文校訂表

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヒロミ

    訳文のみ読了。藤原兼家の妻のひとり、道綱母の愚痴日記文学(?)。道綱母の嫉妬は確かに怖くて、夫の愛人の子供が死んでよろこぶとかヒエ〜ってなりますが、正妻時姫からすればあなたも愛人だよっていうか。道綱母のネチネチしたところばかりがピックアップされがちですが、個人的には季節の移り変わりの描写や歳時記的な儀式の描写など、ゆったり時が流れている空気感を味わえたのが意外でとても良かったです。兼家と道綱母の間でオロオロする道綱が気の毒すぎる。

  • ミヤト

    ほぼ日本語訳だけを読んだ。浮気男に苦しめられる作者の思いがつらつらと書き連ねられている。和歌がどれもかなり秀逸で相当教養があったのだとうかがえる。みみらくの島をはじめとした有名なシーンが多かった。上巻のほうが面白みがあったので下巻を読むか悩ましい。紫式部日記をはじめいくつか日記を読んだがこれもなかなかよかった。あんな夫でもなんだかんだ思っている作者はなかなかのもの。いつかは原文でチャレンジしたい。

  • fukurou3

    「夫は私のことなんか少しも大切にしてくれない、私は蜻蛉のようにはかないのだわ」と本人は書いているものの、中身を読んでみると藤原兼家さん、かなり気を使っているのがわかります。これだけしているのに奥さんにわかってもらえないなんて兼家さんの方が蜻蛉のようです。摂政だけど。こういう人、現代でもいそうです。全体としてセレブマダムの「私の生活はこんなにすごいのよ」ブログでした。こういう作品が千年前に作られたところが、日本の古典のすごいところです。

  • Kamieshu Noriko

    大河を契機に読みました。 中学生時代に国語の授業で習ったときは、「なんてエキセントリックな女性だろう」と思いましたが、すべて読んでみると、確かにエキセントリックな部分はありつつも、頭がよく、肝の据わった女性だと感じます。 なにより「うつろひたる菊」の解釈が、国語で習ったのと全然違いました。「枯れた菊」と習いましたが、違うんですね。 霜焼けで紫になった白菊のことだそうで、平安貴族は「美しい」と愛でたものなのだそうで。 いろいろな意味で、目からウロコでした。

  • 真琴

    (下巻へ)

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items