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ISBN 10 : 4140818166
Content Description
カント晩年の平和論は、全ヨーロッパが戦火に包まれ、革命によって近代民主主義国家の原型が作られた時代に書かれた。人間にとっての「自然状態」は戦争であり、平和は「新たに創出すべきもの」と考えたカントは、法の秩序を社会に行き渡らせることの価値を重んじる。西洋近代最大の哲学者は、私たちはいかにして平和を獲得できると説いたのか。不朽の名著を現代にひもとく。
目次 : はじめに 哲学の視点から平和の可能性を考える/ 第1章 誤解されやすいカントと『永遠平和のために』(遅咲きの哲学者カント/ カント教授の一日 ほか)/ 第2章 世界国家か、国家連合か(戦争が起こりにくくなるような社会の仕組み/ 共和的な体制とは何か ほか)/ 第3章 人間の悪こそ平和の条件である(議論の自由と秘密条項/ 自然こそが永遠平和を保証する ほか)/ 第4章 カントがめざしたもの(哲学的土台としての「付録」/ 道徳と政治の一致 ほか)
【著者紹介】
萱野稔人 : 1970年愛知県生まれ。津田塾大学総合政策学部教授・学部長。専門は政治哲学、社会理論。パリ第10大学大学院哲学科博士課程修了。博士(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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breguet4194q
読了日:2022/03/20
おさむ
読了日:2020/05/25
みなみ
読了日:2022/10/17
かず
読了日:2022/10/27
K
読了日:2021/03/25
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