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飢えと食の日本史

菊池勇夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642071048
ISBN 10 : 4642071040
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本列島をしばしば襲った飢饉。その度になぜ多くの人々が死なねばならなかったのか。発生の経緯やメカニズムを探り、民衆の生き残りをかけた行動を描き出す。食料を輸入に依存する現代日本に歴史から警鐘を鳴らす。

目次 : 序章 今、なぜ飢饉か/ 第1章 日本列島の飢饉史/ 第2章 飢饉のなかの民衆/ 第3章 凶作・飢饉のメカニズム/ 第4章 飢饉回避の社会システム/ 第5章 飢饉の歴史と現代

【著者紹介】
菊池勇夫 : 1950年青森県生まれ。1980年立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、宮城学院女子大学名誉教授、東北芸術工科大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ちゃま坊

    現代ではカロリー摂取が敵のような風潮がある。しかし飢饉の歴史が何度もあったことを忘れてはいけない。ニュースでは疫病流行とイナゴの大発生を報じている。気候変動、天変地異も心配だ。食糧自給率の低い日本。何でも海外に依存していると、この分野も危ない。

  • hal

    主に飢饉に関して歴史をまとめた本。飢饉の時、東北では人肉まで食べたとか、放置された死体が・・・という話は聞いたことがあるが、恐ろしいです。明治になって、餓死者が減ったらしいですが、災害時に無事だった地方から援助を届けられるようになったのはありがたいことです。

  • 志村真幸

     著者は東北地方と、近世の飢饉について研究してきた人物で、関連の著作も多い。  本書では、飢饉がどこでどのように起こり、どれほどの被害をもたらしたかがリアリティを持って描き出されている。なぜ飢饉が生じるのか、主として政治的な側面から解説されており、飢饉が社会構造的な問題であると理解できる。気候変動の話も少し。  飢えが、いかに残酷で悲惨だったかは恐ろしいほどだ。何万人も飢え死にし、子を売ったり、人肉食さえも。  明治以降に死者が多数出るような飢饉がなくなった理由も紹介されており、興味深い。

  • Go Extreme

    なぜ飢饉か 農業社会と飢饉: 文献初出の飢饉 採集狩猟時代の食料 水田稲作と飢饉 古代国家の賑給 中世社会の飢饉 飢饉を生き延びる 大規模飢饉の時代: 都市に流入する飢人 大規模飢饉の到来 近代の凶作と食料問題: 東北大凶作 米の植民地依存 米騒動と食料管理 飢饉のなかの民衆: この世の地獄 餓死と疫病死 人・馬を食う 餓死亡霊と供養 凶作・飢饉のメカニズム: 飢饉と市場経済 都市社会への影響 飢饉回避の社会システム: 生産現場の備え 身売りと奉公 飢人と施し 備荒貯蓄 飢饉の歴史と現代: 環境思想の系譜

  • n_aizawa

    ☆☆☆:『風雲児たち』にもポツポツ出てくる江戸時代の飢饉。どんな有様なのかを知りたくて、この本を手に取った。悲惨な話も多いが、一方で経験と知恵の力を感じる。商人の倫理の話も(160頁)。

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