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カ-ル・ポランニ-市場社会・民主主義・人間の自由

若森みどり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757122857
ISBN 10 : 4757122853
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

市場社会の破壊的な性格を論じた古典「大転換」の著者、カール・ポランニーの思想の全体像に迫る。最新の国際的な研究動向、ポランニー政治経済研究所の未公表資料を駆使した、俊英による本格論考。

【著者紹介】
若森みどり : 大阪市立大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、首都大学東京・社会科学研究科・経営学専攻准教授。社会・経済思想、経済思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • メルセ・ひすい

    15-115 首都大学東京研究費 科研費4題の成果。1920年代から`60年代までの追跡。彼の社会科学は@社会哲学A政治学B経済学の三領域から構成される。 市場社会の破壊的な性格を論じた古典「大転換」の著者、カール・ポランニーの思想の全体像に迫る。最新の国際的な研究動向、ポランニー政治経済研究所の未公表資料を駆使した、俊英による本格論考。研究課題・カール…市場社会と民主主義『大転換』の知的・思想的源泉`06.`08 ・カールの社会経済思想 同 ・19世紀末20世紀前半英米における産業社会思想・富裕と人口

  • takao

    出版された著作が少ないので、その思想が正しく理解されているとは言えない。

  • 千日紅

    本書の目的は、カール・ポランニー(1886〜1964)の歩んだ軌跡を1920年代から最晩年に至るまで追跡し、彼が追及した社会科学の全体像を描くことである。経済学史・思想史研究の方法を用いている。マルクス主義に代わる新自由主義への新しい対抗軸として注目されているポランニー。彼の主著である『大転換』を2度読んだが、2度目にしてもキーワードである「悪魔のひき臼」とは何かを勉強会で説明できなかった。本書を読んで『大転換』の理解が深まった。

  • koji

    とりあえず(著者には失礼ですが)ザクザクと斜め読みしました。難読本に向かい合う術として、周縁から攻めましたが、松岡正剛の千夜千冊が糸口になりました。市場主義批判者として、その価値に再度脚光があたっていますが、同時に原子力の平和的利用への批判も現代的意義として感じました。時間がある時に、グッと力を込めて再読し「大転換」にチャレンジしたいと思います。

  • 1.3manen

    著者の社会科学は、社会哲学・政治学・経済学という領域から成る、学際的なもの(003ページ)。彼はルソーからの影響も受けている(043ページ)。彼にあっては、社会の発見と自由の発見は同時なのである(067ページ)。協調組合主義的資本主義(086ページ)とは難しい概念。彼は、人間文化の本質を民衆の文化のなかに見出している(240ページ)。人格的生活の意味は進取の気性を感じた(242−3ページ)。J.K.ガルブレイスも引用しながら、市場や社会の限界を考察し、今日の原発事故への処し方を再考せざるを得ないだろう。

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