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田舎の思考を知らずして、地方を語ることなかれ 過疎地域から考える日本の未来 光文社新書

花房尚作

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334107376
ISBN 10 : 4334107370
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の国土に占める過疎地域の割合は約60%。「田舎は危機的状況にある」「過疎地域は悲惨」――。「田舎=過疎地域」にはネガティブな言説が付いてまわる。しかし、こうした言説の多くは「都心の思考」で発信され、「都市部の都合」を田舎に押しつけている。だが、田舎は本当に悲惨なのか? 都会の思考とは異なる合理性に裏打ちされた「田舎の思考」を明らかにし、過疎地域で暮らす人びとの日常を通して日本の未来を考える。

【著者紹介】
花房尚作 : 1970年生まれ。放送大学大学院文化科学研究科修士課程修了(人類学)。1級FP技能士、宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士。演出家として戯曲やシナリオを執筆し、東京都新宿区にて舞台公演を行う。また、米国(ボストン)での2年間の就労を経て、海外40カ国(180都市)を周遊。現在は過疎地域にて田舎の未来を研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    過疎地域で暮らし働き、実態を知る著者が、悲惨とは程遠い過疎地域の実態を取材して、「田舎=過疎地域」とネガティブな言説が付いてまわる現状を考える1冊。日本の国土に占める過疎地域の割合は約60%。高齢化と過疎化が進み、危機的状況にあると取り上げられがちな田舎は本当に悲惨なのか。都会的な思考とは異なる独特の合理性に裏打ちされた田舎の思考を明らかにする内容で、効率や利便性を重視する都市生活とは異なる、人とのつながりがインフラを補い、助け合いの仕組みが根づく暮らしもまた、これからの未来を考えていくためには必要です。

  • おせきはん

    過疎地域で暮らす著者が、自身の見聞も踏まえて田舎と都心の思考の違いを解説しています。都心にも過疎地域にも住んだことのない自分には、著者の解説がどこまで正しいのか判断できないながらも、過疎地域の実際の姿を垣間見ることができました。

  • まゆまゆ

    過疎地域をはじめとする田舎で暮らす人々は首都圏で暮らす人々とは違う田舎の思考で日々過ごしていることを解説していく内容。田舎は現状に満足しているので気楽さや安らぎを求め、都心は経済的な成長と発展を願っているので現状に不満を持つ、という思考の違いをまずは理解しなければ田舎は語れない。脱成長、という概念がいまいち受け入れられていないのはこれが原因なのか(笑)

  • 素人

    面白かった!過疎地域の話なのだが、大都市圏でも職場や業界によってはこんな感じだなあと思ったり。場当たり的で気楽な仕事のやり方とか、収入の相対的な低さとか。「適材適所で人を配置する余裕がない少数社会では、周りと協調しつつ広く浅く物事に対処することを求められる」(96頁)とか「外部に対して『やってます』というためだけの仕事が下位者に丸投げされ、問題が起きれば職員のスキル不足といった形で解決をみる」(193頁)とか、うちの職場じゃんと思いながら読んだ。

  • GeoFuruko

    なんか目に留まったので読んでみた。面白かった。終盤の筆者の自然観が、なんというか一昔前な感じを受けたのも含めて、味わいがあった。 概ね共感。概ね同意。

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