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毒が変えた天平時代 藤原氏とかぐや姫の謎

船山信次

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562059294
ISBN 10 : 456205929X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

遣唐使はさまざまな文物とともに、大量の「毒と薬」を日本にもたらした。それが権力闘争に利用されていたとしたら…。複雑にからみあう時代と人間像を丹念に掘り起こし推理。毒と権力に翻弄され、騒乱相次ぐ天平時代を「毒薬博士」が独自の視点で喝破する!

目次 : 第1章 天平の毒の正体―遣唐使と正倉院薬物(古代の医療と大仏建立/ 鑑真の来日と正倉院薬物/ 養老律令と四つの海/ 正倉院雄黄は鳩の卵である)/ 第2章 天平の幕開け―平城京遷都、長屋王の変、光明子の立后など(藤原京から平城京へ/ 持統天皇と藤原不比等/ 天平時代と天平文化/ 長屋王の変から光明子の立后まで/ 聖武天皇と光明皇后)/ 第3章 天平の最盛期とその終焉―藤原四兄弟の台頭と死から称徳天皇の死まで(藤原四兄弟の台頭と死/ 吉備真備の生涯/ 藤原仲麻呂の台頭と凋落/ 孝謙上皇(称徳天皇)と道鏡)/ 第4章 竹取物語に込められた秘密とかぐや姫の正体―『竹取物語』は告発の書だった(竹取物語とは/ かぐや姫と他の登場人物の正体/ 吉備真備と『竹取物語』)

【著者紹介】
船山信次 : 1951年、仙台市生まれ。日本薬科大学特任教授。東北大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了、薬剤師・薬学博士。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部専任講師、青森大学工学部教授、弘前大学客員教授(兼任)、日本薬科大学教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    天平の天然痘大流行で政権中枢にいた藤原四兄弟が死んだのは日本史上の大事件だが、聖武天皇を含む周囲の者は全員生存していたとは。刑事捜査なら最も利益を得る者が怪しいが、本書は藤原仲麻呂を毒殺容疑者として告発する。しかも光明皇后や吉備真備、玄ムら著名人も関与や、正倉院収蔵の生薬が使われた可能性をも薬学者として示唆するのだから信憑性を感じてしまう。逆に出世を餌に仲麻呂に利用された挙句に排除されかけた真備が、藤原氏の異常な権力欲告発のため『竹取物語』を書いたとする説は著者の毒物知識ほど裏付けに乏しく納得し難かった。

  • 雷華

    【図書館】天平時代と毒とかぐや姫に惹かれ借りました。仮説は面白いてんをついているのですが、いかんせんこじつけが酷いので歴史推理ものとしては少し物足りないですが、毒物に関しては専門用語たっぷりに解説されてて面白かったです。でも、やはり肝心の部分が残念だったのが悲しい点でした。

  • Yoshi NAK

    最近、奈良に興味があり本書も気になって読んだ。断片的な知識がこの本で色々な話しを読むことで、具体的なつながりとなって理解できたと思う。 とても面白い本でした。

  • アノニマス次郎

    毒のことについての記述は、わずか。奈良時代の政権中枢に多少詳しくなったけれど、それを学ぶのであれば、もっと専門家の書いたもののほうがよかったかも。

  • よしじ乃輔

    かぐや姫のモデル、著者は誰なのか、等を薬学のスペシャリストが考察する。藤原氏の旺盛な時代の内政などから紐解いてゆく。実証されてはいないからこその、推測という歴史ロマン。

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