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ISBN 10 : 4791770315
Content Description
幸田露伴の漢文脈はなぜ近代文学と接続しえなかったのか、トーマス・マンとワーグナーの壮麗なすれ違いはいかなる芸術を生み、ハイデガーによるテクネーの問いはいかにして人間性を説き起こし、エグルストンの風景はアメリカをどのように切り出したのか―圧倒的なエピソードの奔流と、豊穣かつ痛切な思惟が繰り広げる歴史と文学の交錯、数多の書物を世に問うてきた著者が渾身の力を注ぎながらついに果たしえなかった未完の連載を待望の集成。
目次 : 露伴彬彬(露伴的な文と溢れ出るもの/ 露伴的な歴史と過去という炎 ほか)/ ヨーロッパの死(ローマ人との対話/ H・ブロッホとM・ユルスナール ほか)/ アドルフ・ヒトラーとハイデガー哲学(テクネーとテクノロジィ/ 建築と共同体)/ テンス、テラー&テロワール(文芸評論家)
【著者紹介】
福田和也 : 1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒。同大学院修士課程修了。慶應義塾大学環境情報学部教授。1989年、『奇妙な廃墟―フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール』(国書刊行会)を刊行し、文筆家としての活動を開始。1993年、『日本の家郷』(新潮社)で三島由紀夫賞を受賞。『甘美な人生』(ちくま学芸文庫)で平林たい子文学賞、『地ひらく―石原莞爾と昭和の夢』(文春文庫)で山本七平賞、『悪女の美食術』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ダイキ
読了日:2020/01/18
hiratax
読了日:2018/03/16
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