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ISBN 10 : 4320111028
Content Description
数学はいかに形成され,どのように発展していくのか。数学発生の本性に対する問いは数学者,科学哲学者,数学史家の考察対象として取り上げられてきた。その解答は,学校数学では何をいかに教えるべきかを考える際の基準として尊重されてきた。そして,その発生の本性を表すために,先人は数学的活動や数学化などの語彙で数学を生み出す活動を表し,その活動を学校数学で実現しようと努めてきた。
本書では,数学教育においてはセットで検討される「数学はいかに形成されるのか」,「その形成を数学的活動などの語で表象したとして,それを教室で実現するために我々は何をなすべきか」という二つの問いに対して,数学がいかに形成されるかに解答し,その形成活動を実現する教育課程設計の原理を,学習過程の構成原理として定め,教材研究指針を示す。概念的な理解をすることによって,現場における教材研究や教育実践において役立つ知識となる。
【著者紹介】
礒田正美 : 国立大学法人筑波大学人間系教授。専門は数学教育学。学位博士(教育学)(早稲田大学(2012))。略歴:筑波大学大学院修士課程教育研究科修了後、埼玉県立狭山高等学校教諭、筑波大学附属駒場中高等学校教諭、北海道教育大学助教授を経て、現在に至る。コーネル大学(米国)、メルボルン大学(オーストラリア)、グルノーブル大学(フランス)、コンケン大学(タイ)における在外研究経験を活かし、筑波大学教育開発国際協力研究センターにて環太平洋・東南アジア地域における国際協同プロジェクトを先導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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