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犬が看取り、猫がおくる、しあわせのホーム

石黒謙吾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334100612
ISBN 10 : 4334100619
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

犬と猫と人、みんな一緒に老いていく。最期の時まで寄り添う、長年愛した飼い犬、飼い猫。そして、保護犬、保護猫たち。人の死期を悟る奇跡の犬・文福たちと暮らす老人養護施設には、今日もあたたかな時間が流れる。

目次 : おわりに的なはじめに 目の前の犬や猫や人に思いを寄せ愚直にファインダーを覗いて見えたもの/ 看取りの犬・文福の日常は癒やしの犬として生きる/ 人の死期を感知する文福と人の匂い/ 文福の看取り行動が可能にする最期のケアへの準備/ 脚が曲がったタイガと2匹猫ユニットの静かな時間/ 祐介と「同伴入居」に至るまでは一緒に家にいると言い張って/ 祐介とここで過ごした8年間先立たれたあともしあわせに/ 離れたくないから「同伴入居」殺処分につながらないためにも/ 殺処分が少しでも減れば…保護された犬猫をホームに迎える/ 「同伴入居」で余命3ヶ月が10ヶ月に。そのチロも飼い主のもとに召され/ ルイはチロと寄り添って眠り親友の犬を犬が看取った/ 人と2度のお別れを超えて三代目の同居人と密に過ごすムギ/ 福島原発事故で保護されホームに来た震災犬と震災猫/ お散歩ボランティアは犬が大好き施設裏のドッグランで生き生き/ 障害、病気…そんな犬猫から生への勇気をもらって/ カートに乗る練習を始めた大喜は文福と同じく保護犬で一期生/ 人間の食べ物を与えてしまう問題がミックへの愛情で解消した/ 職員たちは人と犬猫の介護で仕事が増えても最上のやりがいを/ ミーちゃんの「同伴入居」はケアマネジャーの英断から/ 飼い犬のことを忘れた認知症の人をココが回復させた奇跡〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 道楽モン

    収録されたすべての写真に、死を前にして幸福な歓びに溢れた魂が宿っている。静寂と達観は、生物種を超えた互助を生み、今生の終末を安らかなものとする。犬と猫と老人が支え合う特別養護老人ホームを取材した本書は、その奇跡的な空間と時間の記録であり、未来に向けた一つの希望を提示している。反面、こうした施設が必要となる社会システムを構築した、現代社会の成れの果てを映す鏡でもある。経済的合理性を追求する余波として、ささやかな支え合いにしか幸福な最期を実感できない社会こそ現実なのだ。看取り犬は現在をどう感じているのだろう。

  • ぶんこ

    横須賀市に犬や猫と一緒に暮らせる老人ホームがあります。施設長の若山さんの知り合いのご老人が、飼い犬を手放さざるを得なくなり、保健所にお願いしたと後で知り、人も犬もが辛くない最期をと、施設を立ち上げました。最初にホームに来た保護犬の文福が、入所者の最期を看取るとして有名になりました。文福と一緒にホームに来た保護猫トラも、看取りだけではなく、弱っている人には側に寄り添います。多くの写真の中には、入所者と一緒の布団に寝る猫が。羨ましい。ホームに働く人たちは、入所者だけではなく、犬猫の老後の世話もする。天晴れ。

  • ぐうぐう

    特別養護老人ホーム「さくらの里 山科」には、入居者を看取る犬がいる。そんな看取り犬・文福のエピソードから始まるのだけれど、さらなる驚きと感動が読み進めていくと、このホームにはあることを知るのだ。認知症の進行を抑えるために動物と触れ合う、そのような話を聞いたことはあるが、「さくらの里 山科」が動物と暮らす覚悟と意志はもっともっと本腰を入れたものだ。高齢の入居者を愛犬・愛猫と一緒に施設に迎える。あるいは保護犬・保護猫と共に暮らす。そのような共同生活の中で、様々な奇跡が生まれていく。(つづく)

  • manamuse

    あぁー泣くまい泣くまいと思いながら読んだけど、後半の位牌や写真が並んでるのを見たらダメだったー。「老いた人間がいる。その横に老いた犬と老いた猫がいる。そしてともに、手を取り合って老いていく(本文より)」日本で初めての同伴入居を実現した老人ホーム。保護犬・猫(高齢)は、ちばわんから受け入れ。なんて素敵なことでしょう。こういう施設が増えるのを心から願います。

  • あじ

    書籍タイトルでは分からなかった。看取り犬の文福が在籍する特養「さくらの里」のノンフィクションだってことが。また文福に会えて嬉しい。文福には特殊な能力があって、入居者の死期を悟ることができる。最期のその時、必ず文福が立ち会って見送るのだ。「さくらの里」はペットと入所可能で、保護犬や保護猫も暮らす全国でも貴重な施設だ。人と犬猫の心を通わすケアが、互いの最期に幸福をもたらしている。職員さんの尽力も忘れてはならない。文福と職員さんのエピソードは【看取り犬・文福の奇跡】若山三千彦/著に詳しいので併せてどうぞ。

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