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死してなお 文春文庫

矢月秀作

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167919436
ISBN 10 : 4167919435
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

かつて残忍かつ狡猾な手口で日本を震撼させた犯罪者・萩谷信。大分県警本部刑事部刑事企画課捜査支援室に配属された三浦賢太郎は、室長から萩谷の半生を調べ直し、考察をまとめろという命を受ける。なぜ萩谷は異常なまでの罪を犯し、最期は自ら命を絶ったのか?少ない手掛りと証言をもとに、若き刑事は答えを導き出せるのか―。

【著者紹介】
矢月秀作著 : 1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向。94年に『冗舌な死者』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rosetta

    ★★✮‪☆‪☆シリーズの途中だけ読んでいるような置いてきぼり感。文体にも魅力を感じず。実際に先行する刑事学校シリーズのキャラは登場しているが、事件はこの作家のどこかの本で書かれているのか?防犯に役立てようと、銃撃戦の最中に自殺した犯罪集団の凶悪な首魁萩谷の経歴を追う大分県警刑事企画部の若手刑事。本当にそんな部署あるの?関係者の追憶の中の萩谷は思いやり深く仲間を身を呈して守り賢く絵の才能もあるという、とても後の姿からは考えられない子供であった。書き込みが足りず萩谷の姿が見えず、どうにも感情移入できなかった。

  • 米太郎

    ・犯人が亡くなっているのに疑問が残る。シリーズを呼んできた私にとって萩谷はいかれてんな。って感想だったが三浦の丹念な調べにより、産まれる前から大人の事情に振り回され、歯車が狂い、死によって自由になれたんだな。と感じた。

  • shinchan

    矢月さん、初読みでした。初めてと言って良いかなり変わった内容のお話しでなかなか入り込めずに終わりを迎えた、そんな感じです。人間スタートにつまづくとどうしてもおかしな方向に進んでしまい、立て直しが効かないのが一般的なのでしょうネー。難しい……。

  • きさらぎ

    犯人が死に、事件が幕引きした後の話なので、いつもの矢月作品のようなハラハラドキドキはない。そういう意味では穏やかな作品。主人公が犯人の半生を追ううち明らかになる事実に胸が押しつぶされそうになる。関わる人物がすべて鬱屈して希望のない生活を送っている。それはなぜか?犯人とどういう関わりがあったのか? 矢月さんとしては珍しくメッセージ性がある作品だが、「らしくない」と感じてしまった(笑)

  • オオイ

    大分県警の若手刑事が警官に追い詰められ最後に笑って拳銃自殺した凶悪犯の過去を調べる、予想と違い淡々とした話だった。

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