Books

地球温暖化と気候システム ブルーバックス

真鍋淑郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065280812
ISBN 10 : 4065280818
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

気候という複雑系の解明に挑む数値シミュレーション。初期のモデルから全球的な結合モデルへの発展。そして、真鍋博士の行ったCO2濃度倍増実験では、地球の気温や水循環にどんな変化が起こったのか?地球温暖化、そして気候の変動はいかに理解されるのか、真鍋博士の研究を詳細に紹介した初の解説書。

目次 : 第1章 はじめに/ 第2章 初期の研究/ 第3章 1次元モデル/ 第4章 大循環モデル/ 第5章 初期の数値実験/ 第6章 気候感度/ 第7章 氷期・間氷期の比較/ 第8章 気候変化における海洋の役割/ 第9章 寒冷な気候と海洋深層水の形成/ 第10章 地球の水循環はどう変わるか?

【著者紹介】
真鍋淑郎 : 1931年、愛媛県生まれ。プリンストン大学上級気象研究者、海洋研究開発機構(JAMSTEC)フェロー。東京大学数物系研究科地球物理専門課程博士課程(気象学)修了。理学博士。1958年、米国気象局(現:米国海洋大気庁)で気候モデル研究に従事するため渡米。その後、プリンストン大学客員教授を兼任。1983年には、東京大学でも講義を行っている。1997年、日本での共同プロジェクトにおいて地球温暖化予測研究領域・領域長に就任。2001年に再び渡米し、プリンストン大学客員研究協力者を経て、現職。2021年ノーベル物理学賞を受賞

アンソニー・J.ブロッコリー : 米国、ラトガース大学環境科学部環境・生物科学科特別教授。1977年、ラトガース大学卒業、気象学専攻。同大学博士号取得(環境科学)。主な研究テーマは気候力学。気候系の数値モデルを用い、過去と未来の気候の変化、そのメカニズムの研究を行う。米国海洋大気庁/地球流体力学研究所(GFDL)、ラトガース大学環境科学部教授、ウッズホール海洋研究所非常勤研究員などを歴任し、現職

増田耕一 : 立正大学地球環境科学部環境システム学科教授。専門は大気水圏科学、とくに全地球規模のエネルギーと水の循環。東京大学理学部地球物理学教室助手、東京都立大学理学部地理学教室助教授、海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センター水循環プログラムサブリーダーなどを経て、現職

阿部彩子 : 東京大学大気海洋研究所教授。東京大学大学院理学系研究課地球物理学専攻、スイス連邦国立工科大学(ETH)地学科博士課程、博士号取得(Dr.Sc.Nat)。東京大学気候システム研究センター助手、准教授を経て、現職。1998‐2001年には、真鍋博士とともに共同プロジェクトでの古気候研究グループ長も務めた。猿橋賞、欧州ミランコビッチメダル、日本学士院賞などを受賞

宮本寿代 : お茶の水女子大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • まーくん

    2021年度、ノーベル賞受賞の真鍋淑郎博士の著作。地球温暖化の仕組みについて知りたかったが、難しい!難し過ぎて挫折。感想を書くのもおこがましいが、真鍋博士の研究をまとめた総決算『Beyond Global Warming』の邦訳。とても一般の人に教養として読んでもらおうというレベルの本ではない。東大・大気海洋研阿部彩子教授の監訳者解説を読んで本書全体の見通しがなんとか見えた。阿部先生によると地球温暖化の予測だけでなく、その基礎となる気候システムの仕組みの理解を目指したものとのこと。

  • Satoshi

    ノーベル賞受賞した眞鍋先生の授業の講義ノート。難しい、ブルーノートもこのレベルの作品を出すのか。気候モデルには海の影響や太陽放射を見込んでいないという地球温暖化懐疑論の方の主張はデマであることはよくわかった。豪雨災害や干ばつの増加もシミュレーション上で確認出来ていた。

  • Iwata Kentaro

    難しい。さっと読んでも門外漢には咀嚼できたという感じがない。モデルを使ってる点は理解できても、パラメータなどの妥当性を判断できない。逆に、「地球温暖化」を理解するにはこのくらい学ばないと駄目なので、シンプルな俗説に飛びついちゃいかんと分かった。ノーベル賞受賞レベルのお仕事。

  • mft

    ノーベル賞を受賞した真鍋の英語で出た本の日本語訳。内容は当然気候モデルの発展と応用、特に地球温暖化の解析を色々なアプローチで行っていることの紹介(細かいことはここに書き切れない)

  • こけこ

    ノーベル賞を受賞した気候システムモデルの考え方。専門的に細かく書かれていた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items