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後宮の烏 集英社オレンジ文庫

白川紺子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086801881
ISBN 10 : 4086801884
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
香魚子 ,  
Series
:

Content Description

後宮の奥深くに、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、うら若い少女だったと言う者もいた。
彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物探しまで、頼めばなんでも引き受けてくれるという――。

ある夜、時の皇帝・高峻が、烏妃のもとに訪れる。
拾った翡翠の耳飾りに女の幽霊が取り憑いており、その正体を知りたいと言うのだが……。

少年時代、生母を皇太后に殺され、廃太子となって辛酸を舐めた皇帝、高峻。
神に選ばれし者と言われ、皇帝をして「誰も烏妃には命令できない」と言わしめる存在として生きる寿雪。
二人の巡り合わせは、歴史をも覆す「秘密」を暴くことになる……!

大ヒット『下鴨アンティーク』の著者がおくる、圧倒的中華幻想譚、開幕!

【著者紹介】
白川紺子 : 三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    出だし8行で、物語全体をイメージさせる。表紙と共に「ツカミ」はOK! だった。歩いている人をムンズとつかみ商品を買わせる、香具師の啖呵売のようだった。中国王朝モノの雰囲気が十分伝わる好著。

  • 南北

    中華宮廷風のファンタジーです。妃なのに夜伽をしない烏妃のところに皇帝が訪れるところから始まります。切なくて悲しい物語が続きますが、ゆっくりと味わいながら読むと優しい気持ちになってきます。4編ある短編のラストシーンは意外な感じもしますが、シリーズとして続いていくために必要なものだと思います。感情を表に出すことが苦手な皇帝とある事情を抱えている烏妃の一見かみ合っていない会話も楽しめます。

  • ミュポトワ@猫mode

    騙されるって言われてたけど騙されなかったな…どんでん返しはそこまでないです。そこメインで読むのはお勧めしません。でも、それを除いても面白かったけどね♪久しぶりに読むのとまらなくなりましたし♪内容はラノベっていうよりもミステリーって感じました。ミステリー好きじゃないけどこういう感じなら読めます。かならずハッピーエンドで終わるしね。こういうゆるーいフワフワな距離感が好きなんだと思います。2巻も買ってあるので、続けて読みたいと思います。

  • 美紀ちゃん

    夏の王と冬の王。まずはお友達からよろしくお願いいたしますって感じで、続きが楽しみに!

  • はな

    読もう読もうと思っていて、やっと読めました。 代々、後宮にいながら夜伽をしない妃「鳥妃」をつとめる女性達。彼女達は自分の持つ不思議な力で、訪れる人たちの願いを、彼らへの代償と引き換えに叶えていた。皇帝がある依頼をもって現鳥妃の元を訪れるところから始まる。この皇帝が、頭はいいのに真面目で不器用なのが見てて微笑ましい。鳥妃はすごいツンツンしてるな、と思ったらこちらも不器用なだけでした(笑)ずっと一人でいたから、周りとの関わりが増えることでその人たちとの関係に戸惑う鳥妃が可愛い。文も繊細でとても読みやすかった!

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