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政治において正しいとはどういうことか ポスト基礎付け主義と規範の行方

田畑真一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326302772
ISBN 10 : 4326302771
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「正しさ」「望ましさ」について、単純にして単一の答えを求めることをせず、しかし答えを求めるのを諦めないこと。

目次 : 序章 ポスト基礎付け主義の問題関心/ 第1章 アゴニズム再考―ポスト基礎付け主義と民主主義/ 第2章 われわれは「明白な不正義」に同意できるか―アマルティア・センのアイデンティティ論の検討から/ 第3章 熟議民主主義における「正しさと政治」とその調停―熟議システム論を中心に/ 第4章 批判は可能か―再構成に基づく内在的批判の試み/ 第5章 イデオロギー研究は「政治における正しさ」について何をいいうるか―マイケル・フリーデンの諸研究の検討を通して/ 第6章 教育におけるポスト基礎付け主義―クリティカル・ペダゴジーの検討から/ 第7章 「教育」を必要とするデモクラシー―ポスト基礎付け主義としてのプラグマティズム再理解に向けて/ 第8章 「ポスト基礎付け主義」の「後」で?―存在論の政治的“適用”をめぐって/ 第9章 基礎付けなき判断―「政治的なもの」としての反省的判断力とその拡張

【著者紹介】
田畑真一 : 1982年生まれ。日本学術振興会特別研究員。専門は政治理論、民主主義論。博士(政治学)

玉手慎太郎 : 1986年生まれ。東京大学大学院医学系研究科特任研究員。専門は現代政治哲学、医療倫理学。博士(経済学)

山本圭 : 1981年生まれ。立命館大学法学部准教授。専門は現代政治理論、民主主義論。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Bevel

    観点の多様性を認めたうえで「いかなる究極的な根拠も(略)決して利用可能でない」という状況において、それでも批判を可能にする政治的正しさのための根拠を諦めないという立場が「ポスト基礎付け主義」。そして、デモクラシーは一見するとその出口を示しているけど、色々距離感難しいよねという感じ。玉手論文と田畑論文が印象に残る。前者センにおけるアイデンティティの複数性から困難な立場に素直に取り組んでる点良い感じ。田畑論文の批判される方の規範的コミットメントの「再構成」は当人の説得は難しいけれど、社会の議論は進めるよなと。

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