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鯖猫長屋ふしぎ草紙 七 Php文芸文庫

田牧大和

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569769608
ISBN 10 : 4569769608
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
September/2019
Japan

Content Description

鯖縞模様が美しい俺様猫サバと、飼い主である画描きの拾楽が暮らす「鯖猫長屋」に、以前ここで住んでいた戯作者・長谷川豊山が戻ってきた。なにやら厄介事を背負ってきたようで…。そんな折、おてるの亭主・与六の子だと名乗る男の子が「鯖猫長屋」に現われる。動揺を隠し、気丈に振る舞うおてるに対し、サバの大将と長屋の面々は?猫好き必読!謎と人情あふれる人気シリーズ第七弾。

【著者紹介】
田牧大和 : 東京都生まれ。2007年、「色には出でじ、風に牽牛」(刊行時に『花合せ』に改題)で小説現代長編新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 初美マリン

    だんだん妖の方へと話が流れていったが、猫のサバの賢さは、健在、今回はおてるさん夫婦がいいなあ!

  • ぶち

    今回のテーマは"健気"だと思います。戯作者・豊山に憑いている幽霊・山吹の自分の命(幽霊なのに...)を削ってでも好きな人を守ろうとする健気、飼い主を慕う犬の健気。妖ファンタジーなのに、うるっときちゃいました。そして、あの剛毅な女房・おてるの過去と想いを知って、これも涙でした。亭主・与六のおてるへの愛の在り方にも胸が熱くなりました。 作中に登場した豊山の作品『妖長屋春秋』は、鯖猫長屋の店子たちをモデルにした妖怪たちが悪い者を懲らしめるお話し。これは、ぜひとも鯖猫長屋外伝として出版して欲しいです。

  • SJW

    以前、鯖猫長屋に居た人気の戯作者 豊山が再び長屋に戻ってきた。それと同時に長屋の店子たちに不思議な事件が降りかかる。泣いた鬼と喋る犬の話が良かった。

  • タイ子

    シリーズ第7弾。この作品も物語を重ねるごとにあやかしの雰囲気が増してくるような。ま、大将のサバがサバだからそうなりますか。長屋に再度越してきた戯作者が元でひと騒動の今作。与六の隠し子現る?!いつも豪気な妻おてるの過去と夫婦愛にほっこり。版元と戯作者の関係が現在の編集元と作家と思えば怖い話もあったりで、サバのクールさと優しさが今回もほろりとさせる。掛井の旦那とサバのちぐはぐな心の会話が好きだな。ウルっとさせるラストのニクい演出。

  • 泣けて心温まり、ドキドキも感じさせてくれるファンタジー風味の人情物語。今回も最高に面白かった。また読もう

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