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熟議の理由 民主主義の政治理論

田村哲樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326301744
ISBN 10 : 4326301740
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2008
Japan

Content Description

過少と過剰の中で不満や冷笑の対象になる民主主義。なのに、なぜ誰もが民主主義者なのか。人々が対話や討議の中で、みずからの見解や判断を変化させていくこと=熟議に「民主主義の核心」を探求する。

【著者紹介】
田村哲樹 : 1970年高知県に生まれる(広島県で育つ)。1999年名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。現在、名古屋大学大学院法学研究科准教授、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • PETE

    2008年初版刊行の本とはいえ、その時期までの熟議民主主義に関する網羅的な文献紹介・検討として非常に有益な本。今後の課題として指摘されている、民主主義と余暇の関係、労働の搾取と民主主義の困難は次の読書課題になる。 ところで、この本では日本国内の実践についての実証的研究は紹介がないが、それはそういうことなのだろう。

  • ヌクンダ将軍@鬼畜の所業

    再帰的近代化の時代における民主主義の規範理論構築を目指した著作。権威の消失により、社会が流動化し、個人が分断されてしまうという「再帰的近代化」が進行する現代においては、民主主義が不可欠であり、特に討論を通じて意見形成をはかる熟議民主主義が重要であると説く。このことを、単に哲学的考察のみならず、社会学といった経験的な知見も参照しながら証明しようと試みる。規範理論だけでなく、経験的な知見も応用することで、学問の領域横断化をはかる筆者の試みには一定の評価を与え得ると思われる。

  • りなりー

    なぜ熟議なのか、闘技民主主義との関係、選考や自己利益や情念が熟議ではどう扱われるかなど、かなり盛りだくさんな内容になっている。しかし内容が広がりすぎていて初心者には読みづらい印象。また読み返そう!

  • Ryueno

    書名の通り、熟議民主主義がなぜ求められるのか、なぜ熟議民主主義である必要があるのかなどを論じている。普段あまり規範的な本をあまり読まないので、なかなか読み進められずに四苦八苦したが、裏を返せば、それだけ読み応えのある本だった。まだまだ消化不良なので、近いうちに読み直す。

  • saiikitogohu

    「熟議民主主義が理性的、合理的合意のによる問題解決を目指すのに対して、他方の闘技民主主義論はそのような理性的、合理的合意の限界ないし問題性を指摘し、むしろ合意に異議を申し立てる紛争に民主主義の可能性を見出そうとする」3「熟議と闘技の補完性」5「討議は合意が形成される過程であると同時に不合意が新たに創出されていく過程でもある。合意を形成きていくことと不合意の在処を顕在化していくことは矛盾しない…意思形成過程そのものにおける不合意に意図的にアテンションを向ける」6

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