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ISBN 10 : 4811904281
Content Description
TPPの成否は予断を許さない。アメリカはTPPの成否に覇権国家の将来をかけており、TPP成立を優先。そのアメリカに日本の政財界はすがりついている。本書はこのような客観状況をみすえながら、改めてTPPの本質とそこからの対抗軸を考え、TPP=アベノミクス農政の展開に備える、の二点を論じている。現場をみない「外から」「上から」の論議が多いなか、農村の現実を踏まえることに務めた。
目次 : 1 いま改めてTPPの本質を考える(日米合意(4月12日)/ TPPへの途を振り返る/ マレーシアからブルネイへ/ TPPは何をもたらすか/ TPPの本質―多国籍企業vs.国民)/ 2 アベノミクスと「攻めの農業」(「攻めの農業」の位置/ 農業・農村所得倍増戦略―ほんとうに所得倍増?/ 農地中間管理機構と規制緩和/ 語られていない問題点―生産調整と直接支払い)/ 3 持続可能な農業・農村をめざして(農業・農村の状況/ 農業・農村の課題)
【著者紹介】
田代洋一 : 1943年千葉県生まれ。1966年東京教育大学文学部卒、農水省入省。横浜国立大学経済学部等を経て2008年度より大妻女子大学社会情報学部教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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