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関係人口の時代 「観光以上、定住未満」で地域とつながる 中公新書

田中輝美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121028686
ISBN 10 : 4121028686
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人口が急減するなか、自治体間で人を奪い合うゼロサムゲームでは明るい未来を描けない。
こうした状況下、注目を集めているのが関係人口――特定の地域に継続的に関心を持ち、関与するよそ者――である。
「観光以上、定住未満」の関わり方をする彼らによって、都市にも地域にもプラスになる関係は築けるのか。
それは日本社会にとってどのような意味を持つのか。
豊富な事例をもとに、その可能性を考える。

【著者紹介】
田中輝美 : 島根県立大学地域政策学部准教授。ローカルジャーナリスト。1976年島根県生まれ。大阪大学文学部卒業。99年、山陰中央新報社に入社。2008年、企画「医変―地域医療の存亡」でファイザー医学記事賞大賞。13年、琉球新報社との合同企画「環りの海―竹島と尖閣」で日本新聞協会賞を受賞。14年秋、同社を退職し、ローカルジャーナリストとして活動。18年度総務省ふるさとづくり大賞奨励賞受賞。20年、大阪大学大学院人間科学研究科後期課程修了。博士(人間科学)。21年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    人口が急減するなか観光以上、定住未満の関わり方をする関係人口で都市にも地域にもプラスになる関係は築けるのか。事例をもとにその可能性を考える1冊。特定の地域に継続的に関心を持ち、関与する関係人口。定住人口と交流人口、ファンや推し、ワーケーション、ビジネスやボランティアの違い、政府と自治体の取り組みなどを解説していて、コミュニティに参加する、地域に短期滞在する、地域留学する、一緒に課題を解決する事例を紹介されていましたが、どう関係人口を増やしていくのか、選択肢を作るのかきっかけづくりがポイントになりそうです。

  • おせきはん

    地域を訪れる人、地域で迎える人のそれぞれの立場から、関係人口について論じられています。地域にとっての損得(お金や定住人口)は抜きにして、お互いにリスペクトし合い、双方が対等な立場で心地よい時間を一緒に過ごせる地域にいつか巡り合えるだろうと楽しみになりました。

  • takka@ゲーム×読書×映画×音楽

    新卒で精神を病んでドロップアウトしてから社会復帰しようにもいまいちやる気が起こらないのはずっとそうだった。なぜかというと、お金や地位など外発的モチベーションで成り立つのが仕事だからだ。自分でなくてもいいのである。しかし、この本で紹介している関係人口は観光以上、定住未満でその地域に携わる人を指している。スキルなどなくても、その地域への気持ちさえあれば関わることができるのである。「つながりがない」「存在感がない」「やりたいことがない」を解消する新たなコミュニティデザインについての本で非常に興味深い内容だった。

  • まゆまゆ

    人口減少の中で定住者を奪い合うのではなく、二拠点生活で地域と関係を持つ人々を増やしていくことで地域課題を解決していく考え方を紹介する内容。誰が引き受けるのか、という答えはないが、ゆるくてもつながって相談しあえる関係を築いていければ、ということなのだろうか。

  • 辻井凌|つじー

    「関与する」という形での地域との関わり方。本当に元に戻すべきなのは人口ではなく、誇りやモチベーションなのかも。 貢献や定着を求めすぎない、というのは地域に限らずどのコミュニティにもいえる話だ。

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