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自由の思想史 市場とデモクラシーは擁護できるか 新潮選書

猪木武徳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106037856
ISBN 10 : 4106037858
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自由は本当に「善きもの」か。市場経済が暴走し、民主主義が機能不全に陥るのは、自由が足りないせいか、それとも過剰なせいか。古代ギリシア、古代ローマ、中世ヨーロッパ、啓蒙時代の西欧、近代日本、そして現代グローバル社会…経済学者の視点から、古今東西の歴史と思想を行き来し、人間精神の自由、政治経済体制としての自由のあり方を問う。

目次 : 第1章 守るべき自由とは何か/ 第2章 自由のために闘ったアテナイの人々/ 第3章 古代ローマ人の自由と自死/ 第4章 信仰と自信、宗教と政治/ 第5章 教える自由、学ぶ自由/ 第6章 言論の自由、表現の自由/ 第7章 賭ける自由と経済発展/ 第8章 恒産・余暇・自由

【著者紹介】
猪木武徳 : 1945年、滋賀県生まれ。経済学者。大阪大学名誉教授。元日本経済学会会長。京都大学経済学部卒業、マサチューセッツ工科大学大学院修了。大阪大学経済学部教授、国際日本文化研究センター所長、青山学院大学特任教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たばかるB

    政治自由や学習自由の連載記事のまとめ。それぞれ薄く広く。福沢諭吉の引用箇所が多いため日本人的な感覚に寄り添っているように思える。が、いかんせん内容が少ない分議論の煎じきれてないのが心残り。

  • ケニオミ

    自由とはある規制された範囲内でのみ存在することは分かっていますが、となると「自由」といいう言葉の意味論になってしまって、何を学ぼうとしていたのか分からなくなってしまいそうです。本書は自由を中心とする色々なテーマを扱っており、僕が興味を覚えたのは「言論の自由、表現の自由」と「恒産・余暇・自由」の章でした。特に教養の重要性についてはもっともだと思いました。

  • Haruka Fukuhara

    面白い本だった。自由という思想の歴史を紐解いた本。自由主義、自由信仰というのは必ずしも合理的だと思わないが、一つの信仰、拠り所として見れば他の信仰対象に比べてかなり理性的だし一貫していて悪くないかもしれないと思った。読ませる文章。

  • oooともろー

    様々な面からの自由論。かなり具体的な歴史や事例を取り上げているのでわかりやすい。

  • ドクターK(仮)

    「自由」という言葉には当然善いイメージがある一方で、「何者にも拘束されずに好きなことができる」といった、一歩間違えれば「無秩序」や「放縦」に堕してしまうようなニュアンスも少なからず含まれる。しかし、そうした意味合いは自由という価値の持つほんの一面に過ぎないということが、本書を読むとよく分かる。筆者は自由という価値自体を決して否定するわけではないが、「自由」がその真価を発揮するためには、保護や統治といった力が不可欠であると指摘し(第4章)、あるべき自由の形を探ろうとしている。

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