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渋谷音楽図鑑

牧村憲一

User Review :5.0
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784778315757
ISBN 10 : 4778315758
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

牧村憲一は、大滝詠一、細野晴臣、シュガー・ベイブ、山下達郎、大貫妙子、竹内まりや、加藤和彦、坂本龍一、そしてフリッパーズ・ギターと出会った伝説の音楽プロデューサー。その牧村が「坂と川と谷の街」である渋谷で生まれ暮らし、巡り合った音楽たち、スタッフとして参加した伝説的プロジェクト、幾多のミュージシャンとの交流やエピソードを加えて、その50年をすべて語り下ろす。

さらにサザンオールスターズ「KAMAKURA」、桑田佳祐「Keisuke Kuwata」、布袋寅泰「GUITARHYHM」シリーズなどで知られる音楽プロデューサー・藤井丈司が「夏なんです」「DOWN TOWN」「RIDEON TIME」「恋とマシンガン」「ぼくらが旅に出る理由」「point of view point」に流れる都市型ポップスの系譜を楽譜を元に徹底解析。

それらをまとめるのは「ヒットの崩壊」(講談社現代新書)、「初音ミクはなぜ世界を変えたのか?」(太田出版)で知られる、気鋭の音楽ジャーナリスト・柴那典。

ジェネレーションの異なる3人が集結し、現在進行形で変わりつつある「2017年の渋谷」を舞台に語り尽くす。なぜ、渋谷という街が日本の都市型ポップスの一大潮流を生み出す拠点となったのか――。その街が持つ“磁場”を、歴史、人、音楽、そしてファッションから解き明かす日本のポップス一大絵巻。

【著者紹介】
牧村憲一 : 1946年、東京都渋谷区生まれ。音楽プロデューサー。シュガー・ベイブ、山下達郎、大貫妙子、竹内まりや、加藤和彦などの制作・宣伝を手掛け、84年に細野晴臣主宰のノン・スタンダード・レーベルに参加。80年代後半からはポリスターでフリッパーズ・ギターをプロデュース。フリッパーズ・ギター解散後は「トラットリア」レーベルを設立。2007年より昭和音楽大学非常勤講師を勤め、2014年には音学校を開講

藤井丈司 : 1957年、岐阜県生まれ。音楽プロデューサー/プログラマー/アレンジャー。80年代よりシンセサイザー・プログラマーとしてYMO、サザンオールスターズなどの作品に参加。幅広いジャンルの作品を手掛けている。『渋谷音楽図鑑』が初の著作となる

柴那典 : 1976年、神奈川県生まれ。音楽ジャーナリスト。ロッキング・オン社を経て独立。雑誌、ウェブ、モバイルなど各方面にて編集とライティングを担当し、音楽やサブカルチャー分野を中心に幅広くインタビュー・記事執筆を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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文化が生まれるためには「場」が必要。とい...

投稿日:2021/04/19 (月)

文化が生まれるためには「場」が必要。という話を書いた本だと思いました  才能のある人達が同時期に同じ場所にたむろって刺激を与えあわなければ奇跡は起こらないんだなと   それが当時の渋谷だったんですね   「才能ありそな奴はだいたい友達」と選ばれた人達についてまぶしく思うけど、もうそういう「場」が成立しない世の中になってしまったことを寂しくも思い   日本の音楽史を「場」という切り口で書いた本だと思います  

hikari さん | 不明 | 不明

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流行の都市、東京。そして流行の街、渋谷。...

投稿日:2021/04/13 (火)

流行の都市、東京。そして流行の街、渋谷。最先端の情報、ファッション、音楽が集まるその拠点がどのようにして今現在の街になっていったのかを知る上でとても参考になる著作だと思います。今、流行りのシティポップを絡ませて書かれていますので、シティポップファンの方はとても満足できる内容だと思います。

たまちゃん さん | 奈良県 | 不明

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牧村憲一、藤井丈司、柴那典の御三方の共著...

投稿日:2021/04/10 (土)

牧村憲一、藤井丈司、柴那典の御三方の共著。牧村さんはシュガー・ベイブや山下達郎、大貫妙子、竹内まりやなどの音楽作りに関わり、プロデューサーとしてフリッパーズ・ギターを担当された方。渋谷と音楽の歴史を辿りつつ、渋谷という街が90年代のいわゆる「渋谷系」だけでなく、永く日本のポップス全体に影響を与えてきたのが分かる本です。

タカノブ さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 阿部義彦

    大変な労作です、まとめるのに時間かかったろうなと思えます。渋谷の三つの坂そして原宿、青山学院、パルコ、西武と国土、シュガーベイブ、はっぴいえんど、フリッパーズ・ギター、かまやつひろし、竹内まりや、HMV渋谷、パイドパイパーハウス、セゾン文化、これらの単語に反応した貴方の為の本です。再生YMOに小山田圭吾が加わったのはやはり歴史の必然だったのか?コーネリアスの新譜も又素晴らしいポストエレクトニカの出来で愛聴してる私。ムッシュの重要性にもこれ程までにスポットを当てて居るのも恐れ入ります。人と人を繋げた偉人。

  • diesuk

    これは名著だ!タイトルが渋谷系音楽図鑑じゃない点に注目してほしい。この本は単に90年代に流行った渋谷系の話をしただけの本ではない。渋谷という街が持っている歴史からスタートし、60年代のフォーク、70年代のロックとポップス、80年代のセントラルアパートを中心としたサロンの話、そしてフリッパーズがいた90年代。と螺旋状に連なる都市型ポップス(≒シティポップ)の系譜を牧村憲一という、その時代を駆け抜けた音楽プロデューサーの目から語った本だ。そしてこの螺旋は星野源やSuchmosなどに連なっていくのだろう。

  • Happy Like a Honeybee

    学生時代は頻繁に渋谷のレコード屋を巡回していたので、当時の記憶が蘇る一冊。 文化発信源の中心にいた人たちの会話は、とても貴重な記録だ。 フリッパーズギター幻の四枚目のアルバム...。 柴田元幸に私淑した小沢健二の世界観。意図的に中性的な歌い方をした小山田圭吾。 ポップス革命と言われる「恋とマシンガン」の楽曲解説は、ファンなら鳥肌級。 読む価値はあります。

  • 1964年の東京オリンピックを契機に起きた渋谷の音楽ムーヴメントの現在に至るまでの変遷を、彼らを支えた音楽プロデューサーが語る本。洋楽を独自で日本語ポップスへと変換してきた数々のミュージシャン達は都市でお互いに交流しながらスタジオで音楽を作ってきた。さまざまな文化の人脈が重なり合い流行の発信地として躍動した街が「渋谷」であり、その街のあるべき姿は現在まで続いているからこそ、シティポップは古びれることなくずっと聴かれ続ける。黎明期の世代が次の世代へとバトンタッチをするのは、次の東京五輪に間に合うのだろうか。

  • UPWOODS

    はっぴいえんどについてある程度の知識があったのでかなり面白く読んだ。はっぴいえんど、シュガーベイブ、山下達郎、大貫妙子、坂本龍一の流れが分かりやすく語られているし、百軒店のブラックホークやパルコ等、情報として点でしか知らなかったものが線で繋がった。渋谷という街の前史が分かるのも有難い。

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