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着物の国のはてな

片野ゆか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087861259
ISBN 10 : 4087861252
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

約束事だらけの「着物の国」。堅苦しいルール、いつ誰が決めたの?
特別なお出かけじゃなく、居酒屋や犬の散歩に着たっていいじゃない! 
着物初心者のノンフィクション作家が、着物をとりまくモヤモヤを解き明かす。

◇もくじより抜粋
〈第1章 やっぱりキモノは遠かった!〉
★着物を着るとなぜ老けるのか?―鏡のなかに"親戚のおばちゃん"が/浴衣は似合うのに、なぜ着物はダメなのか
★似合う着物の見つけ方―着物の国は、粋VSはんなり/"極妻"に学ぶ、ハッとする着姿
★チャラい着物が大変身―アフリカ着物に呼ばれる/柄オン柄オン柄に脳がパニック
★手っ取り早く着慣れたい―知りたいのはモタモタしないコツ/愛犬と居酒屋へGO!
〈第2章 着物警察を撃退する方法〉
★着付けルールに王道はあるのか?―マウンティングが否定されない謎/正解はカッコイイ、カワイイでいい
★着物警察なんて、怖くない!―竹久夢二は最新モードの発信源/とうとう"女帝"登場!?
★あえて探した不動のルール今なら炎上?―飛鳥時代の美女たち/日本最古の着付けルール
〈第3章 なにかと不便で面倒なのだ〉
★半衿の真実―やる気を阻む針仕事/時短グッズの開発者を直撃
★補整なんてやりたくない―着物だって"寄せて""上げる"/裾よけは最強の骨盤矯正グッズ?
★なぜこんなに動きづらいのか―理想の着物は室町時代にあった!/町娘のカワイイ仕草に隠された秘密
★暑さ寒さも我慢の限界―汗だくで着物デビュー/冬は小物でほぼ解決
〈第4章 キモノ業界は謎ばかり〉
★無料着付け教室のナゾー人気女優のギャラはどこからくるのか
★着物の"格"は誰が決めたのか―フォーマルと距離を置け!/訪問着は三越百貨店の"発明品"だった
★着物の値段がわかりにくい―着物メーカーの中の人の話/未来型の着物購入スタイル
★リサイクル着物はお買い得なのかー広げた瞬間、塵になった着物/京都にお宝は、もはや幻想
〈第5章 このケッタイな衣服とのつきあい方〉
★恥ずかしくって着られない―ママ、時代劇の人がいる!
★なぜ額縁を背負うのか―お太鼓のデザインが理解不能
★着物マナーが謎すぎる―巨大よだれかけの正義/歌舞伎座のオンナ
★脱・仲居さんへの道―着物コーデ会をやってみた/「お姐さんビール!」に怯える
★センスアップはどこでする―日本史ガールズコレクションの舞台裏/歴史のなかにセンスあり
★自分で着るのがエライのかー覚えなくていい、忘れてもいい

◇著者・片野ゆか
1966年東京都生まれ。2005年『愛犬王 平岩米吉伝』で第12回小学館ノンフィクション大賞受賞。著書に『北里大学獣医学部 犬部!』『ゼロ! 熊本市動物愛護センター10年の闘い』『旅はワン連れ』『動物翻訳家』『平成犬バカ編集部』『竜之介先生、走る!』等多数。

【著者紹介】
片野ゆか : 1966年東京都生まれ。大学卒業後、求人広告誌の営業職を経て、文筆業に。2005年『愛犬王 平岩米吉伝』で第12回小学館ノンフィクション大賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    日本の伝統衣装なのに、着物はなんで「敷居が高い」のか? の疑問を解くヒントがあちこちにあって、面白く読んだ。中でも、約40年前の「昭和着物バブル」が興味津々。呉服業界が儲かるために作った、着物の「格」や、「着付け教室は、簡単に着れないように教えてる」などなど、ハッとさせられた。戦後、着物の注意事項を記した本がベストセラーとなったが、その注意点は、何と390項目。室町時代の着物は、もっと自由だった。京ことば「はんなり」は江戸では野暮で、江戸の「粋」は京都で下品…。はんなりvs粋の構図は、大いに参考になった。

  • shikashika555

    着物に対するアンビバレントな感情を少し整理できるかもと手に取った。 人が着ていたら注目もするしキレイだとも思う。色柄合わせや今風の着こなしも見ていて楽しい。 しかし、自分が着るのはイヤなのだ。 「着物を着た途端、誰かのご期待に応える言動まで一緒に強要される」「査定の対象」になるあの嫌な感じ。 加えてバブルの頃に猖獗を極めた悪どい売り方と不透明な価格設定。 昭和の女性と着物の間には、個人の尊厳と金銭が絡む暗くて深い闇がある。 本書を読んで、心は解けないけれど、理解は深まった。 オススメしたい本。

  • 日常生活で着物を着る機会はないけど、着物に興味がある着物が好きという人が入門書として読むにはもってこいかも。自分も着物は好きで持ってはいるけど、子供達が大人になって学校行事も無くなった今は、まさに箪笥の肥し状態。著者のように着物で日常を過ごせる人が少なくなる今後、着物はますます非日常の衣類、異世界の衣類になって行くのではないだろうか。ワンピースを着るように着物を着ることが出来たとしても、着物を着て生活や仕事ができる状態ではない現代社会が寂しく悲しくなる読書だった。

  • ずっか

    すごい!着物界のはてな?にバッサバッサと切り込み、愉快痛快でした😆これを読んだら気が楽になり、私はカジュアル着物でいこうとスッキリしました。お太鼓がうまく結べない私は「なぜ額縁を背負うのか」に拍手喝采!もう半幅帯でいいやと思いつつ、スタイルアップできるお太鼓も練習しようと思いました。図書館本ですが、バイブルとして手元に置きたいです。

  • 宇宙猫

    ★★★★★ 突然、着物に目覚めたけど着方が分からない、選び方が分からない、しきたりが分からないと調べたり習ったりしたことをまとめたエッセイ。知っているようで知らなかった着物のあれこれが分かるし、読み易くて楽しい文章は着物を着るつもりがなくても面白い。ときどきワンちゃんが出てくるんだけど、読み終わってから「犬部」の人だと気づいた。

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