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お笑いジェンダ-論

瀬地山角

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326652624
ISBN 10 : 4326652624
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2001
Japan

Content Description

「ライブ」の活気を再現する!女と男の「社会的性差」をめぐるお話の数々。笑って笑ってその先は、しっかり考えよう。

目次 : 1 お笑いジェンダー論/ 2 ジェンダー随笑録/ 3 セックスワーク論―売春は禁止できない/ 4 主婦保護撤廃論(脱・専業主婦時代の家族政策―家族の戦後体制を越えて/ 主婦の階層的位置)

【著者紹介】
瀬地山角 : 1963年奈良県に生まれる。1993年東京大学大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授。ジェンダー論・東アジア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • えちぜんや よーた

    税制や社会保険制度での「専業主婦優遇制度」である・国民年金3号被保険者制度・配偶者控除、配偶者特別控除などなどの二重三重の優遇制度は、 現在の社会に合わないと、主張されています。個々人が自由な意思で役割分担をして「専業主婦」をするのは、もちろん構いません。しかし政府がわざわざ制度支援するのは、以下の3つの理由でもって、「いかがなものか」と喚起されています。1.制度が婚姻の継続を前提としている2.相対的に所得の高い専業主婦層を優遇している3.高齢社会に適合しない

  • renren

    うーん…。20年前の本ゆえの古さなのか、著者が男性だからなのか。エッセイ以外に紙幅を占めるのは「セックスワーカー論(合法化論)」と「主婦優遇廃止論」で、正直いずれも「男性のためのフェミニズム」だと思った。「フェミニズムは時代遅れだ、フェミニストが攻撃的と忌避されているしうちの学生も男女格差はないと言ってる」みたいなとこもあるけど、そりゃ「東大に入れた女子学生」(進学を積極的に勧められ、上京を支援され、社会に出ず今までは成績という平等な場でのみ勝負できた)ならそういうだろう(かつての自分がそうだったから)。

  • にこにこ

    家事は日々の労働力の再生産、育児は次世代の労働力の再生産、介護は一線を引いた労働力のケア、というわけで、専業主婦は社会に必要な労働力の再生産に従事しているわけですが、専業でない主婦もでてきた昨今、専業主婦へのインセンティブへの疑問を呈しています。同時にこれは「女性だけの問題じゃないんだぞ」とも言ってます。大学の講義にありそうな本です。

  • ミニジロー

    東大駒場の人気教授というので、やや古い本だが手にとってみた。 ジェンダー論は女性差別問題とどうしても結びついてしまい、自分としては女性の視点にいかに合わせるかというイメージを持ってしまっていたが、男性によるジェンダー論を読み違った視点を獲得できた。 専業主婦やセックスワーカーなど大きな社会問題から、婚姻届や離婚届といった身近なことまで、「性」という課題を意識するきっかけとなる。

  • もちねこLv.4

    ・第3章より。性を結婚や愛と結びつける、いわば「性=人格」という結びつきの感覚をもとに、人格をモノ化することの否定として、性産業を否定する論があるが、「性=人格」という考えは強制はされるべきではない。また単なる道徳的否定でブラックマーケット化してしまうより、労働として認めたうえで規制を考える方がセックスワーカーの保護につながる。・第4章より。企業戦士+専業主婦は高度成長期に登場した構図であったが現状にはもはやそぐわず、配偶者控除などは低所得者層に不利益である上に財政破綻を招き高齢化社会に耐えられない。

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