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伊藤博文 知の政治家

瀧井一博

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121020512
ISBN 10 : 4121020510
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2010
Japan

Content Description

初代首相にして近代日本の骨格を創り上げた政治家・伊藤博文。だが、哲学なき政略家、韓国併合推進者とされ、その評価は極めて低い。本書では生涯を丹念に辿り、伊藤の隠された思想・国家構想を明らかにする。〈受賞情報〉サントリー学芸賞政治・経済部門(第32回)

【著者紹介】
瀧井一博 : 1967年(昭和42年)福岡県生まれ。90年京都大学法学部卒業。92年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。98年京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。1995年京都大学人文科学研究所助手。2001年神戸商科大学助教授。04年兵庫県立大学経営学部助教授。06年、同大学経営学部教授。07年より国際日本文化研究センター准教授(08年より総合研究大学院大学准教授を兼任)。『文明史のなかの明治憲法』(講談社選書メチエ、2003年、角川財団学芸賞受賞、大佛次郎論壇賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    伊藤博文が政治家としてどのように考えて行動していたのかがよく分かった。こういう人が今の政治家にいてたら面白いな。

  • Tomoichi

    子供の頃の千円札は伊藤博文で偉人の代名詞のような存在であった伊藤が気がつけば左翼連中による不当評価で貶められていた。そんな伊藤を再評価する本書では大日本帝国憲法をはじめ制度設計・立憲主義の確立など資料をもとに先入観なしに考察していく。結論から言えばやはり伊藤は「大政治家」であったということである。偉大であるため理解されない悲劇の人物かもしれない。本書でも取り上げられている韓国問題だが彼らは当時も現在も観念の世界に生きている面倒な隣人である。

  • 月世界旅行したい

    実務派、あるいは円滑主義と言いわれて納得。そのような態度の人間なので外から見るとわかりやすいところが少ないというのが特徴だそうです。そういうわかりにくさはウケが悪いのだろうけど、だからこそこういう本を出す価値があるのだろう。

  • かなり前「伊藤博文が暗殺されずに明治維新を生き残り総理大臣になれたのは、重要人物と思われなかったからだ」と聞いて、以来、そのまま来たのだけど、『陸奥宗光』に頻繁に登場したので読んでみたら、とんでもない偉大な人物だった。今更ながら伊藤博文に申し訳なかったと思う。日本が民主主義の近代国家になれたのは、彼の国家観の賜物だったという事が凄く良く分かる。イデオロギーよりも国の制度設計とその構築に心血を注いだ政治家だったのだ。日本の民主主義は伊藤博文から始まっていた!道理で掴み処が無いわけだ。大変参考になった。

  • サケ太

    知っているようで知らない人物の一人。生まれから幕末での行動については大幅に飛ばし、彼の政治家としての姿勢とその姿勢の構築に至るまでの事績。彼の政治家としての軌跡はしっかりと把握していないものが多く、学べて面白かった。

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